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ある日のポエム

作者: kumasan93


乾いた身体を癒す雨など在るのだろうか

鼠色の空は太陽の光を遮断し

憂鬱の影を一層深くする

降り注ぐ雨は僕の身体を濡らし

体温を下げる

雨に濡れた服はその質量を増し

体力を奪っていく


不快感

頭痛


雨音だけでいい


陽の光の遮断された暗いホールで響く

静かな演奏


乾いた心を癒す



-----------

ある日のポエム


夕景

タバコ

地下鉄

君はそれで満足か

荒野

橙色の大地

君は歩く

持っているのは遅れた腕時計だけ

オアシスがある

君はそこで休む

でも残念

目的地がない

暗転

そこは地下鉄

君はまた運ばれていく



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