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融合魔物の冒険英雄記〜融合してみたら人間になれたオレ(ボク)、なんか特殊な能力【無力化】に目覚めたみたいなのでこのまま冒険するぞ!!〜  作者: みけ猫 ミイミ
第一章

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④☆リーダーとパーティー名

ケルティムはラキセアにリーダーとパーティー名を決めてと言われ……。

 書類を冒険者カードに収納し終えると、ラキセアは星の形をした透明で小さな魔石を一つ摘み先程と同じ手順で挿入した。

 すると冒険者カードに透明な星が浮かび上がる。


「この星ってなんだ?」

「これは称号です。そういえば説明まだでした」


 ラキセアは冒険者ギルドについて、依頼の受け方、称号などなどを説明し始めた。


 ……――冒険者ギルドとは、その名の通り冒険者が仕事を探す場所である。そして仕事を依頼する所でもあるのだ。

 依頼はランク分けされている。そのランクとは……。


 低 透明星

 白い星

 黒い星

 青い星

 ↓ 黄色星

 赤い星

 緑の星

 紫の星

 高 虹色星


 のように分けられている。


 簡単に説明したあとラキセアは冒険者カードをケルティムに渡した。

 冒険者カードを受け取ったケルティムは、ジックリとみている。


「こん中に色々収まってるのかぁ。そういえばランクってヤツは、どうやったら上がるんだ?」

「依頼を熟せば上がりますわ」

「なるほど……それで、どんな依頼があるんだ?」


 それを聞きラキセアは依頼書をカウンターの下の棚から持てるだけ取り出した。

 そしてカウンターの上にのせるとケルティムのランク透明星でできそうな依頼を探し分け始める。

 分け終えるとラキセアは不要な依頼書をカウンターの下にある棚へと戻した。


「この三枚から選んで、と言いたいけど。さっきのノルンシェスさんとのやりとりをみていましたが文字を読むこともできないのよね?」

「ああ、なんで読めなくなったのかも分からない」

「その理由は間違いなく……打ちどころが悪かったのだと思いますわ」


 嘘がバレず安堵するもケルティムは、モヤモヤと変な気持ちになる。


(なんか悪いことをしたみたいな気持ちなんだけど……)

(オレも同じだ。だが仕方ねえよな……本当のことを言ったって信じてくれねえだろうし)

(うん、そうだね。それに、このまま分からないことは記憶にないで通せばいいと思うんだ)


 それを聞きケルドスは「そうだな」と納得した。


「じゃあ私が読んであげるから選んで」

「ありがとう、ノルン」


 笑みを浮かべてケルティムは、ノルンシェスをみつめる。

 みつめられたノルンシェスはトロケそうな表情になっていた。


 ここでツッコミを入れたいが、やっぱりやめておこう。


「ノルン……」

「ん? 何かな」

「なんで顔を歪めてるんだ?」


 その言葉を聞きノルンシェスは恥ずかしくなり顔を両手で隠し目線をケムティムから逸らす。


「ゆ、ゆ、ゆ……歪めてる訳じゃないわよ! これは……あーええっと……そうそう顔が痒くて我慢してただけ」


 そこ誤魔化す必要あるのか? というかツラい言い訳である。


「そうだったのか……今も痒いのか?」

「う、うん……そうね。だいぶ治ったかなぁ」

「それなら良かった」


 満面の笑顔でケルティムは、ノルンシェスをみつめた。

 その笑顔をみてノルンシェスは、ドクンッと鼓動が高鳴る。

 いや、そばでみていたラキセアまでも目がハートになっていた。


「何をイチャついてんだ? いいから早く決めろ!」


 そう言いゼサルークは、ジト目でノルンシェスをみる。


「あーそうだったわ! ケルティム……探すよ」

「う、うん……」


 ゼサルークの言ったことが、イマイチ理解できないケルティムだった。だが理解できないと思い聞くのをやめる。

 その後カウンターに置かれている三枚の依頼書をノルンシェスが読みながらケルティムに問いかけていった。

 三枚程度の依頼書だったがノルンシェスはケルティムに説明するだけで気力を使い果たす。


「もう……理解できたのよね?」

「ああ……多分。万能薬を作るのに使うグルモケ草を千取ってくる。畑の手入れの手伝いを一週間。二週間、海岸沿いのみまわりをする依頼でいいんだろ」

「そうよ……それでいいの。よく理解してくれました……」


 疲れきっているノルンシェスは、どうでもいいような返答をする。

 褒められケルティムは「そうかなぁ」と言い照れた。


 まあノルンシェスは、ケルティムのことを褒めた訳じゃないのだが。


「決まりましたでしょうか?」

「どれにしよう……海岸沿いのみまわりの方が退屈じゃなさそうだけど」

「それでいいんじゃない。それにパーティーで依頼を受ければ五割増でもらえるよ」


 それを聞きケルティムは頷き「これにする」と言い海岸沿いのみまわりの依頼書を指さす。


「これですね…………あーそうでした! パーティーで依頼を受けるのですよね?」

「そのつもりよ」

「ではパーティー名と代表者となるリーダーを決めてくださいませ」


 そう言われてノルンシェスは「そういえば……」とケルティムへ視線をおくる。


「ノルン、なんでオレをみる?」

「ねえリーダーはケルティムでも問題ないわよね?」

「ええ、それは問題ありませんわ」


 その言葉を聞いたケルティムは怪訝な表情になった。


「オレはまだ何も分かってない。それなのに、いきなりリーダーって……」

「リーダーって言っても肩書きだけよ。それにケルティムなら資質はあると思うわ」


 ノルンシェスはタダ面倒そうだからケルティムにパーティーのリーダーを押しつけただけである。


「そうかなぁ……オレに、そんな才能があるのか? まあ、そんなに面倒じゃなければ別にやってもいいぞ」


 ケルティムよ……単純すぎだ。


「リーダーはケルティムさんで決まりですね。あとはパーティー名を決めてください」

「パーティー名って……必要なのか?」

「当然よ! パーティー名なかったら、みんなごっちゃになって分からなくなるでしょ」


 ケルティムは「なるほど、そういう事か」と納得する。


「それでパーティー名どうするの?」

「オレが決めるのか?」

「リーダーだからね」


 そう言われてケルティムは苦笑した。


「どんなのがいいんだろう?」


 渋々ケルティムはパーティー名を考える。


(なんか思いつくか?)

(ケルドスは?)

(思いつかねえぞ)


 そう頭の中で話し合っていた。


「そんなに悩まなくても……思いついた名前でいいからね」

「どんなのでもいいのか?」

「変な名前じゃなければいいよ」


 それを聞きケルティムは再び思考を巡らせる。


「夢のような冒険……ドリーミーアドベンチャーズなんてどうだ?」

「却下! パーティー名っぽくないわ」

「じゃあ……漆黒の髑髏は?」


 余りにも厨二病すぎたためノルンシェスの顔が青ざめた。


「ならジェットブラックスカルってのはどうだ?」

「マスター……意味は一緒で厨二病っぽいですが、どちらかといえばカッコいいですね」

「長いし却下です!」


 そうノルンシェスに言われてゼサルークとラキセアは、シュンと肩を落とし苦笑する。


「じゃあ何がいいんだよ!」

「それは……ケルティムが案を出してよ。その中から選ぶから」

「はぁー……分かったよ。考えればいいんだろ!」


 半分ヤケ糞になりケルティムは、そう言い放った。

 その後、悪魔の砦、光の園、虹の彼方、神秘の丘とケルティムは適当に発言する。

 それら全てをノルンシェスは、ツッコミを交えながら却下していった。


「じゃあ……幻影の翼竜でどうだ!」

「んー……それなら、いいんじゃないかな?」

「どう……何が違う、まあ決まったならいいか」


 それ以上考えたくないためケルティムは余計なことを言わないでおくことにする。


「パーティー名は幻影の翼竜でいいのね?」


 そう問われてケルティムとノルンシェスは、コクッと頷いた。

 それを確認すると書類を下の棚から取ってカウンターの上に置いた。


「ここに記載を、お願いします」


 そう言われノルンシェスは記載する。

 それをケルティムはみていた。

読んでいただきありがとうございましたo(^▽^)o


では次話もよろしくお願いします(^O^☆♪

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