五七五の詩
参考文献 『源氏物語』:新字新仮名 - 青空文庫(与謝野晶子訳)、『竹取物語』- 国民文庫
参考資料 ウィキペディア「源氏物語」
本作は参考文献を超訳しています。
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1帖「桐壺」
みづかがみ うつりしふぢの きりのおも
水鏡 映し藤の 桐の面
ひぎょうしゃの きみがかげみゆ こいまろぶ
飛香舎の 君が景見ゆ 臥い(恋)転ぶ
2帖「帚木」
なよたけの つれなしきみを おもひはつ
弱竹の つれなし君を 思ひ果つ
3帖「空蝉」
みそかごと おもひうつろふ そらしらず
密か事 思ひ移ろふ 空知らず
4帖「夕顔」
ゆうがほの しろいはなちる るりのたま
夕顔の 白い花散る 瑠璃の玉
13帖「明石」
すまさりて ゆめうつゝかな きみがこと
須磨去りて 夢現かな 君が言
20帖「朝顔」
きみがきぬ かぐはしきいろ かれはつる
君が衣 香ぐはしき色 枯(離)れ果つる
23帖「初音」
うぐひすの はつねあひゐる はなのかぞ
鶯の 初音相居る 花の香ぞ
25帖「蛍」
ほたるびと きちゃうみいれば たまかずら
蛍火と 几帳見入れば 玉鬘
38帖「夕霧」
したおもひ されどてにせし みやがそで
下思ひ 然れど手にせし 宮が袖
39帖「御法」
はつきもち みやにかへりし しうんのろ
八月十五日 宮に返へりし 紫雲の露
しのかみは きたどのふまず さりしよに
紫の上は 北殿踏まず 去りし夜(世)に
51帖「浮舟」
あきかほる かげろうにほひ みをまよう
秋薫 蜻蛉匂ひ 澪迷う
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