10万と3千と1の夢
完全たる自己満足のために書きました。
目が覚めた。
泣いていた。
どんな夢かも覚えていない。
朝日がカーテンの隙間から差し込みスズメが鳴いている。
今日もいい天気?
ふっ、と違和感を感じる。
朝に起きるのがなんだか久しぶりなような…。
そんなはずもなく、昨日もその前の日も規則通りに起きて仕事に出かけたはずだ。
仕事のことを考え少し気怠くなる。
いつも通りの朝だ。
家族におはようを言って顔を洗い朝食を食べて、行ってきます。
透き通るほどの青空に春を感じるやわらかい風が吹く。
空を見ていたら、大切なことを忘れているような気がした。
会議で使う書類も、家の鍵も、財布だって持っている。
なんだろう?誰かに何かを伝えないといけないような、歯痒さが残る。
駅前の書店にラノベの新刊が並びアニメ化が決定した本を横目に改札口へと向かう。
好きな作家さんの小説がアニメ化するのが嬉しくて気持ちが上がる。
なのに胸がチクリと、痛んだ。
やっぱり今日の私は、少しおかしい。
電車の天釣広告に有名なデザイナーさんの個展が開かれる事や、おかしな格好した脚本家達が変わった劇をする事が書かれていた。
面白そうだなぁ。
今度、休みの日に観にいこう。
でも、何か足らないような気がする…。
会社に着き朝の引継ぎ業務の後、午後からの会議の準備と忙しく。
気付いたら昼休憩の時間だ。
好きな音楽を聴きながら、お昼ご飯を食べるのが私の習慣だ。
イヤホンを耳に挿し、お弁当片手に会社の屋上へと向かう。
滅多に人が来ることがなくて1人っきりになれる秘密の場所で昼食を取る。
流れてくる音楽は、いつも通り有名動画サイトでライブラリーに入れているお気に入りの選曲だ。
午後からの仕事のためモチベーションを上げたり、気持ちを落ち着かせるために聴く曲なのに…。
今日は、なぜか涙しか出ない。
おかしい…絶対変だ…。
結局、会議の内容も納得のいくモノじゃなく。
夕日を背に帰路を歩く。
途中、小さな公園で金髪の子供が泣いていたハーフだろうか…。
それを、隣であやしている同じくらいの子がいた。
夕日のせいか燃えるような赤い髪に見える。
立ち止まり遠目で見る姿に涙が溢れる。
わからない…涙が止まらない…。
彼女達に何かを伝えなければいけない?
それとも違う誰かに?
わからない…。
目が覚めた。
泣いていた。
どんな夢なのかも覚えていない。
願わくば、感謝が届けばいいと思います。




