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いつの間にか15000PV、総合評価300over、ユニーク2500、ブクマ100件突破してたんですね…
予約投稿して気を抜いておりました…
これも皆様がこの作品を読んでくださったおかげです!
これからも時に真面目に時に闇落ち、そして時にやらかして参りますので応援のほど、よろしくしてたもれ!!
ーーside スノウーー
私は今何を見た?
アース君が何かを仕掛けて戻って来たと思ったら、少しして大量のモンスターが一箇所に集中して集まって来た。
その光景だけでも冷や汗ものだったけど、アース君は更に驚くべき行動を取った。
アース君はモンスターの群れに少し近付いてまた何かを投げた。
ズドン!
あれはいくら鈍い私でも流石に分かる。
アース君が投げたのは『爆弾』だ。
何してるのよぉぉぉぉぉ!?
あぁもう終わった…
あんな数のモンスター、ただの【生産職】でしかない私達じゃどうする事も…いや、訂正…
あんなの【戦闘職】でもどうにもならないよ!!
「に、逃げて!!」
私は叫んだ。
情けないかぎりだけど、私はもう腰が抜けてしまっていて動けそうもない。
でもアース君だけでも生き延びて戻ってくれればいいと思ったから。
そもそも、私がアース君に素材を譲って欲しいなんて言わなければこんな事になることはなかったんだ。
だから私を置いてアース君は逃げて欲しかった。
でも彼は私の気も知ってか知らずか、こちらに背を向けて手を振ってくるだけ。
見てろって事なの?
そう思った瞬間だった。
アース君の手前、何10m先かは分からない。
でも間違いない。
急にモンスター達が落ちた。
よく目を凝らして見ると、いつの間にかアース君の目の前には大きな穴が空いていた。
あまりの出来事が立て続けに起こり、私の中の常識が音を立てて崩れていく…
やがて全てのモンスターが綺麗に穴に落ちた後、アース君は穴に何かをいくつか投げ入れる。
ズドドドドドン!!
また『爆弾』だったみたい…
「うっし!大成功!」
アース君がガッツポーズを取ると同時、私の目の前にリザルト画面が表示された。
アース君とパーティーを組んでいたから、彼があの大量のモンスター達を掃討した事で私にも経験値とドロップアイテムが分配されたようだ。
念の為に確認しよう…
Avatar Lvup 2→18
Get Item 卵
Get Item 卵
Get Item 卵
・
・
・
etc…
「…………」
ナニコレモウイミワカンナイ
私の思考回路はあまりにあんまりな結果についに処理落ちしてしまった…
クラフト&サバイバル、荒野
「お〜い、スノウさ〜ん」
「………」
返事が無い、ただのしかば…いやいや生きてるよ。
モンスターの群れを『爆弾』で始末した後、俺は結果に満足しながらスノウさんの元へと戻ってきた。
とりあえず『卵』をドロップするモンスターを多目に狩ったつもりだったのである程度のドロップはあったと思う。
そう思いながらスノウさんに声を掛けてみたんだが、四つん這いになって無表情のまま全く反応がない…
さてどうしたもんかなぁ…
「………はっ!?」
俺が一人で悩んでいたら、ようやくスノウさんがフリーズから復帰した。
「モンスターの群れが…良かった…夢だった…」
「え〜っと、おはようございます?」
「うん、おはよう。ひどい夢を見たよ」
「ひどい夢ですか?」
「そう…アース君がモンスターの群れを爆殺する夢。私達【生産職】が戦う術を持ってるわけないものーー」
「これですか?」
徐にインベントリから『中型爆弾』を取り出して見せる。
「!?!?!?」
ズザザッと凄い勢いで後退するスノウさん。
そのまま行くと後ろの岩にぶつかーー
あ、頭打った…
「んにゅっ!?」
涙目で後頭部をさすって悶絶している。
「あ〜…驚かせてすいません。大丈夫ですか?」
『爆弾』をしまいポーションを取り出してスノウさんに渡す。
オブジェクト扱いの岩でも勢い付いたままぶつかるとダメージ判定になるんだよな〜
「うぅ〜…ありがとう…解せない…」
何やら納得いかないといった様子で俺からポーションを受け取り使用する。
「ん…んん!?」
「どうかしました?」
「今のってポーション…だよね?」
「そうですけど、どうかしました?」
俺が渡したのはただのただのポーションだぞ?
何かおかしな事でもあったかな?
「回復量が変…」
「回復量ですか?そういや俺、ポーションって作ったことはあるけど使った事は無いなぁ」
「使ったことがない!?」
実際ダメージを受けたことがないからポーションに限らず回復アイテムを使ったことが無い。
店売りの物も見た事ないんだぜ?
「通常のポーションは店売りのMQポーションで100前後の回復量、今貰ったのは175くらい回復してた…ただのポーションなわけない」
う〜む、そうだったのか…
とすると原因は品質か?
俺はさっき渡したポーションと同じポーションをインベントリから取り出しスノウさんに見せた。
「このポーションなんですけど」
「これは…え…嘘…!?SQ!?こんなのどうやって!?」
スノウさんの表情が驚愕に染まった。
こんな表情も出来るんだな〜なんて呑気なことを考えていたら、急にスノウさんが俺の両肩を掴んで顔を近付けて…いや近い近い!!
俺は身体を後ろに引きつつ手持ちのポーションについて説明する。
「そんなのただの自作のポーションですよ!?【錬金術師】の製作で誰でも作れるでしょ?」
製作でちゃんとタイミングよく作業すれば普通に作れるだろう?
めちゃくちゃ簡単じゃないか。
「そんな訳ない。だってSQはほぼノーミスで作業をしないと出来上がらない。私だって良くてHQまでしか作れた事はない!」
興奮した様子のスノウさんだったが…
ん〜…そんなに難しいもんかなぁ?
俺が首を傾げているとスノウさんはこう言った。
「今ここでなんでも良いから製作して見せて」
「はい?ん〜、まぁ良いですけど…」
製作自体は場所を選ばずどこでも製作することが出来る。
普通であれば襲われる心配の無い街中や宿屋の部屋などで製作するものなんだがフィールドでも製作は出来る。
この辺のモンスターはさっきの掃討でしばらくはリポップしないだろうから、俺はスノウさんに合わせて【料理師】にジョブチェンジし製作を開始した。
スノウさんは俺の作業を食い入る様に見つめている。
「す…すごい…」
ん〜…
すごいと言われてもなぁ?
いつも通りに作業を進めていくと少しして料理アイテムが出来上がった。
今回作ったのは『オムライス/SQ』だ。
出来上がった『オムライス』は湯気と虹色の光を立たせている。
「出来ましたけど…良かったら食べます?」
『オムライス』をスノウさんに手渡し、【彫金師】で作った『銀のスプーン』を渡す。
もちろん『銀のスプーン』もSQである。
「い、いただきます…」
スノウさんはゴクッと喉を鳴らして恐る恐るスプーンをオムライスに突き立て掬い取り口に運ぶ。
「……んぐ!?」
カッと目を見開いたかと思うと硬直して肩を震わせている。
やばい、なんか変なものでも入ってたか?
俺がスノウさんの様子をハラハラして見ていると、スノウさんの瞳から涙が溢れ出した。
マジで何事だよ!?
「だ、大丈夫ですか!?なんか変なーー」
「美味しい…」
「へ…?」
「美味しすぎる…」
ん、ん〜?
どういう事だ?
たしかにこの『アースガルズ・オンライン』の味覚エンジンの再現度は凄いとは聞いているけど、こんな泣く程のものなのか!?
しばらくして…
よく分からんが、感動に打ち震えるのにも落ち着いてきたスノウさんが『オムライス』を完食。
完食した事でオムライス本体が無くなったため、残っていた皿は光の粒子となって消えていった。
「ごちそうさまでした。食べ物でこんなに感動したのなんて初めて…」
「いや、俺も泣きだす人なんて初めて見ましたけどね?でもまぁ、俺が製作する時なんていつもこんな感じですよ?」
スノウさんは顎に手を当て何やら考え込んでいる。
やがて何か納得出来たらしく、俺に指を指してこう言った。
「やっぱりアース君は色々とおかしいという事が分かったよ」
えぇ……
散々考え込んだ末の答えがそれ…?
俺はおかしいらしいです。
もうね、なんていうか…
俺が泣きたいわ!!
作者チャレンジ
今回のゲストはアースのやらかしの被害者のスノウさんにお越しいただきました!
スノウ「どうも」
作者「いや、なんかゴメン」
スノウ「何が?」
作者「いや、ほら…アースがさ…」
スノウ「???」
作者「あ、あれ?」
スノウ「私の旦那がどうかした?」
作者「そこはブレないんですね!?」
スノウ「客観的事実」
作者「言い切った!?」
スノウ「それでアース君が何?」
作者「いや、何かこう色々爆発させちゃったり落としてみたりーー」
スノウ「そんなの知らない」
作者「いやでもーー」
スノウ「そんなの知らない」
作者「あーー」
スノウ「そんなの知らない」
作者「……」
スノウ「……」
作者「ほ、本日のゲストは雪菜先輩ことスノウさんでした〜(投)次回のゲストをお楽しみに〜」
スノウ「面白い、続きが気になる、作者何やってんだ?と思った方は↓の☆から評価してくれると作者が喜ぶらしいよ?」
作者「!?」
スノウ「ブクマもお願いします」
作者「!?(締められた…)」




