プロローグ
生産職に光を!!
とゆーわけで新作です。
「どっせぇぇぇぇぇい!!」
豪快な掛け声と共に盛大な爆発が巻き起こる。
ここは街から出てしばらく進んだ所にある荒野である。
爆発の中心地付近には数々の素材となるアイテムがあちこちに散らばっていた。
それらを急いで回収して回っている青年。
左目にモノクルを掛け、白衣のような白いローブを身に纏ったその青年は、側から見れば研究者、または科学者を思わせるような出で立ちだ。
「う〜ん…中々目当ての物は落ちてない…お?おおお!?コレだよコレ!!」
目当ての素材が手に入ったらしい青年はひとつまみほどの大きさの宝石のような物を手に持ち喜んでいる。
歳は17、18歳といった所だろうか?
黙っていれば美青年といった様子ではあるが、この荒野にいるにはそぐわない。
「コレがあればもっとクオリティの高いのが作れるはず…この素材も品質は良いし…いやぁ、胸が踊りますなぁ!」
そう、彼の言葉通り、彼の目的は素材集めである。
そして彼の言葉通り、彼自身はアイテムや装備品などを作成することが出来る【生産職】であった。
ついでに言うならば、この荒野自体、彼のような生産職が一人で辿り着けるような場所でもないのである。
本来であれば、この荒野で採れる素材は【戦闘職】に依頼して採って来てもらったり、売りに出されている物を購入したりして手に入れるのが通常の入手手段なのである。
確認してみよう。
彼の周りには護衛している者も彼を守る結界なども一切存在しない。
彼は自分の身ひとつで自力でここまで辿り着いているのである。
「さってと、必要な物も手に入ったことだし街に戻りますかねぇ…っと、もう沸いて来やがったかぁ…」
先程の爆発でまとめて倒したモンスターが、ホログラムで形作られて次々と実体化していく。
一定時間経過によるモンスターのリポップだ。
「仕方ないか…あんまり在庫は用意して無いんだけど、これくらいならまだなんとか…」
青年は肩から下げていたバッグに手を突っ込んでアイテムを取り出す。
「《ハイディング》、《罠設置》、香り袋!」
彼は先程まで素材を回収していた爆心地にアイテムを置き、そこから離れて岩陰に身を隠す。
すると、彼が置いた香り袋に群がるようにモンスター達が引き寄せられて行った。
その数はざっと見た限りで20体前後といった所だろうか?
見るからに凶暴そうなモンスター達が群がる様子は、壁役の【戦闘職】も真っ青な光景となっていた。
「よしよし…そろそろいいか?《投擲》そぉぉぉぉい!!」
青年は手に持ったアイテムを見事なコントロールでもって寸分違わず群れの中心地へと投げ入れる。
「ポチッとな」
手に持っていたスイッチを何の気なしに親指で押し込んだ次の瞬間…
ドゴォォォォォォォォォン!!!!
投げ入れたアイテムを中心に半径20m程の大爆発が巻き起こった。
その爆発はもれなく周りにいたモンスター全てを飲み込み、その場に新たなクレーターを作り上げた。
爆発の威力と規模の大きさにより、凶暴なモンスター達もなす術なく、文字通り塵となって爆散していった。
「威力は十分、経験値は…ん〜、納品クエの方がやっぱ美味いな…戦利品は〜っと…おぉ?ラッキー!コレもレア素材じゃないか!今日はツイてる!」
ホクホク顔で素材を回収している彼の名前はアース。
そして「ココ」は今大人気の新作VRMMORPG、「アースガルズ・オンライン」というゲームの中である。
この物語は、【生産職】である彼が、特殊な遊び方で【戦闘職】優遇のこのゲームでシナリオや難関クエストを攻略していく…
そんな物語である…
如何でしたでしょうか?
プロローグだけなのに如何も何も無いですね…
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物語があらすじに追いついていないことに関してはノータッチでお願いします…