黒塗りの高級車に追突された男はこうして異世界へ転生したのだった。
日比野駿は黒塗りの高級車に追突されて死んでしまった。
気がつくと老人が目の前にいた。
「君、青木くん?」
「いや、違いますけど」
「ええ!?」
「どこですか? ここ」
「ごめん! 僕、神なんだけどダーツで殺す人選んだのに間違えて君殺しちゃった」
「マジかよ…… 生き返れるよね?」
(神に出来ることしか出来ない龍の玉でも人を生き返らせてたから)
「ごめんそれはできない、救済措置としてなんだが異世界転生なんてどうだい?」
「異世界転生!? 」
(異世界転生ってあのハーレムになったりするやつだよね?)
「やります!」
「わかった今からスキル決めをするよ、まずスキルについて説明するよ」
説明された内容をまとめるとこういうことらしい。
異世界には魔力が存在していてその魔力を纏ったりして戦闘しているらしい。そして魔力を応用した特殊な技をスキルという。スキルは作る時に強ければ強いだけ魔力の量が必要になる。
「まぁ、今回は神である僕が手伝うから魔力量は考えずにスキル考えて」
「わかった」
(とにかくチートの能力を使ってやる)
《スキル》
魔力無限化
魔力の量を無限にする。
異常絶対無効
敵による悪意のある異常スキルを無効化できる。
「この2つしか思いつかなかったけど後で作れますかね?」
「魔力無限にしてるし何でも作れるけど、魔力無限ってずるくね?」
「まぁ、神様が作ってくれたから」
「あと、見た目をもっとカッコよくしといてあげるよ?」
(え、何それ?俺ってそんな顔ブサイクなの?)
「あ、お願いします」
「なら異世界へ飛ばすよ」