~女子力?なにそれおいしいの?そんなものよりもっと必要なものあります(笑~
二度目の人生で乙女ゲームに近い世界に転生した橘美琴。
現在高校生の彼女ですが、入った学校がとんでもなかった。
まぁ・・・予想はついてましたが
まさかこのタイミングで恐ろしい爆弾が落とされようとは
あっ、何とかしないと人生積む!
そんなものはごめんです!私は人生を謳歌する!
時限爆弾よろしく、じわじわと迫り来る魔の手。
よろしいならば戦争といきましょうか?
キーンコーンカーンコーン
チャイムの音がなり、授業が終わったはず・・・・・なのに
ドゴォーーーーーーーーン!!!
強烈な爆音が響き、そのあとに強烈な爆風が私を襲う
「ちょ・・・終了早々手榴弾投げた奴誰よ。」
もはやいつもの光景として受け入れてる時点で感覚が麻痺してますよね(笑
私がいるこの学校、表向きはごく普通の高校を装ってはいるが
裏では傭兵やらスパイやらの育成を受け持っている特殊機関である。
勿論中には指名手配犯やらテロリストやらも生まれてるんで、ホワイトではないわな・・・。
それにしてもいきなり手榴弾とか誰よ!ったくもう。
そこかしこに銃声や足音が入り交じり騒音を産み出している
パン!パン!
(っ・・・ぶなっ!)
私のすぐ横を二発の銃弾が横切った。
嫌な気配をひしひしと感じていたのでとっさに避けたけどさー。
マジで危ないんだけど、奇襲?上等じゃないの。
その喧嘩買ってあげるわ!
私は愛用している拳銃をホルスターから抜き、音を殺しながら密かに安全装置を外した
さぁ、戦闘開始と行きましょう。
私に喧嘩を売ったこと、後悔させてあげるわ!
事の始まりはあの女
そうあの女がこの学校に来てすべてが変わってしまったのだ。
三ヶ月ほど前の事だいつものように授業が始まるのかと思っていた私に衝撃が走った
あ・・・・あれってまさか!?
そう黒板の前に現れた少女こそ問題の人物である
思い出したよ。
ここ一応乙女ゲームの世界じゃんか。
しかもよりによって、目の前の女によって私はテロリストか犯罪者になるシナリオなかった?
いやいや、ならないよ。なるもんか!
そんな事を考えていると、視線が刺さる。悪意のある視線なんだけど。
私は小さい頃から兄と一緒にこの学校に入学するために英才教育を受けているので、
悪意のある視線など見過ごすわけない
よりにもよってなんでこのクラスなのよ。
それにあの視線・・・これから色々と対策が必要なようね。
「皆、おはよう。今日は転校生を紹介する。篠崎花恋さんです。仲良くしてあげてくださいね。」
「えっと・・・はじめまして、篠崎花恋ですっ。よろしくおねがいします」
男が好きそうな、可愛い子ぶったそぶりを見せ自己紹介。
は?仲良く?
せんせー仲良くはちょっと。
一応毎日サバイバルなんですけど。
「あの子、可愛くね」
「わかる、わかる!なんか守ってあげたくなるよね」
「それにさ、このクラスの女子って・・・・」
何が守ってあげたくなるだよ
っていうかさ、このクラスの女子とアイツをチラチラ交互に見んな!
腹立つな。男子チョロくない?
「花恋。席だけど・・・橘美琴。彼女の前の席か。」
なんか文句でもおありですか?
寧ろこっちの方が文句いいたいんですけど。
この作品のヒロインさんは私を視界に入れて嬉しそうにしてる
あーきっと脳内?ではやったこれで私ヒロインになれるわとか考えてそう。
いつのまにか目の前に来てたヒロインさん
「あ・・・あの。美琴さん、よ・・よろしくおねがいします。」
「ん?ええ・・よろしくね。花恋さん。」
あっ。考え事してたか返事遅れた(笑
私挨拶しただけなんだけどなんでざわざわしてんの?
アンタもなにもしてないのにオロオロすんのやめてくれない。
「おいおい。なんだよあの返事。」
「アイツ、顔はいいけどさ。女子じゃなくねW」
「わかるわかる!女子力ってか、全然女子に見えないんだけど」
そこの奴ら顔覚えたからな!後で覚えてなさいよ。
そんな男子の言葉に気をよくしたのか・・・顔緩んでますよ。ヒロインさん
このクラスの女子は確かにレベル高い。
なんのレベルかって?
顔面偏差値と戦闘能力ですが、何か?
そんなやり取りから始まったこの日。
この日から奴は段々と取り巻きを増やして行くわけよ。
まあ取り巻きさんの振り分けは八割男子で二割女子かな?
「今日も可愛いね。花恋。」
「ありがとう。蘭丸くん。」
「蘭丸に先に言われちゃったけど、本当に可愛いよ。花恋」
「あっ!花恋、見っけ!」
「きゃっ!急に抱きつかないでよ。花恋びっくりしちゃう。」
「ごめん。ごめん。」
廊下・教室含めそこかしこで、きゃっきゃウフフとちちくりあってるとこ悪いんだけどさ
そこめっちゃ邪魔!
取り巻き女子以外の皆さんは同じこと思ってると思う
ちっ・・・・。いけないいけない。舌打ちしちゃった☆
ブ~ブ~。携帯のバイブがなった。
(あっ。兄貴じゃん!)
とりあえず、ここ煩いし場所かえよう。
私は後ろのドアから出て教室を後にした。
「もしもし。兄貴?どうしたの?」
「美琴♪今日も美琴は可愛いねっ☆」
「えへへ。ありがと♪」
ん?なんか一瞬目の前でキラってひかったような・・・・・。
私両目とも視力いいんだけど、
ちょっと突っ込んでもいいですか!?
あなたなんちゅうもんでこっちみてんのwW
よりにもよってスナイパーライフルのスコープから覗いてるんだけどwW
「美琴のクラスにさ、花恋?とか言う女いない?」
「あぁ・・・いるよ!うざいけど」
「ん?うざい?美琴何かされたの?」
「直接って訳じゃないけど、クラスの女子を全員敵にまわして、男どもはべらしてまーす
因みに、私はキライ。」
「ふ~ん。と言うことは、出流や宗次のバカもってことか?」
「あー、その二人は大丈夫。相変わらず。但し、今は任務中につき別行動中。」
「そうか。ならいい。
実はな、その女俺にも接触してきた。
はじめてあったにも関わらず”真琴さん”って呼んできた。
それで俺の噂?を聞いて来たとかで、美琴さんに騙されているとか実は寂しがり屋なんですよね?
って言ってきたんだが。誰の事だそれは。(笑」
マジか!初対面でそれ?
名乗ってもないのに真琴さん呼びに噂って・・・・。
たしか兄貴の噂って・・・。考えないようにしよう。
「で?兄貴はなんて言ったのさ。」
「素直に、”誰の事だそれは。人違いだ。それに俺には心に決めた人がいる。”と言ってやった」
「・・・・・・・。それはまさか私じゃな「美琴のことに決まってるじゃないか!」」
遮られたーーーーーーーーーーーー。
「ハイハイ。アリガトウゴザイマス。」
「相変わらずつれないね・・・。美琴から前もって話聞いてたけどさ、アレ気持ち悪いね。」
「でしょ?脳内お花畑なんだよ。マジで。
女子は自分が支配下に置けるかどうかで判断してるし、男どもは役に立たないしね。」
「美琴のクラスの男子は見る目がないね。美琴の他にもマリーやミリーみたいな可愛い子いるのに。」
「なんか、クラスの男子いわく”顔はいいけど可愛いげがない”または”女としての可愛さがない”らしいよ」
そんなもん求めてどうすんのか。
この学校内では、1忍耐力・2頭脳・3戦闘力だと思う
女子力とかって後々身に付ければいいと思う。そんな悠長に構えてたら死ぬ。
それにさ、悪いが女子力もそれなりに高いよ。私ら。
「・・・なんか、頭が残念なんだね。」
「うん。そう思う。真っ先に死ぬタイプだよね。」
「話それまくってるけど、本題は別なんでしょ?」
話の流れで大体の事は理解できたかな。
これから忙しくなりそう。
でもその反面ちょっとワクワクもしてる
「勿論。詳しい内容はいつも通りで。」
「ラジャー♪」
こうして密かに私たちのミッションが発動した。
とりあえず一話目投稿終了しました。
たぶんこの感じだと投稿どすぐに二話目を書いて投稿しているかと(笑
まだまだネタが頭に浮かんでいるので勢いって大事ですよね。
それでは皆様最後までお付き合いして下ると嬉しいです。
これからもよろしくおねがいします。