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詩集 寂しさにたへたる人の

方位磁石 他4篇

作者: 小日向冬子

『方位磁石』


くるくる

くるくる

回り続ける赤い針


淋しさと不安が

いつも僕らを狂わせる



『過食』


食べても

食べても

吸い込まれるブラックホール


空いてるのは

お腹じゃないんだ



『自戒』


一瞬たりとも気を抜かず

僕は

愚かな僕を見張り続ける


誰のことも

君のことも

うっかり傷つけないように



『閉じる』


すがらなかったのは

わかっていたから


払いのけられたら

もう二度と立ち上がれなくなること



『献身』


笑いかけてくれる

その瞬間だけは


生きていてもいいよって

言われている気がして

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