ニュクスとの戦いへ
日影視点
国家代表選抜大会の決勝戦。
俺と如月凌の死力を尽くした戦いは、引き分けという結果になり、優勝者二人という周りからしたら歯切れの悪い終わりとなった。しかし、俺と如月凌はお互いに満足していた。
あとから咲に聞いたが、あの試合まともに見れてたの国家代表の総長さんくらいなもので、他の人たちはみんな青い顔して世界の終りでも見るような顔をしてたらしい。
そして俺と咲、如月凌は国家代表総長、御剣要から、国家代表に任命された。
俺たちは、即戦力としてニュクスとの全面交戦で活躍してほしいとのことだった。
ただ、あの組織についてはまだつかめていないことが多く、しばらくは普通の生活をしてほしいとのことだった。
「凌さんがまさかこの辺に住んでるなんて思いませんでしたよ」
「あー、まあほとんど家にいないし、住んでるっていうよりも家があるってだけなんだよね」
俺と凌さん(意気投合し日影君、凌さんと呼び合っている)は話しながらドームを出た。
もちろん咲も一緒だ。
いつ何が起こってもおかしくないという状況で近くに凌さんがいるのは、かなり大きい。
俺はこれからのことを考えながら、そう思った。
今つかめているニュクスの情報についてまとめておこう思う。
彼らの目的は不明。世界各国の都市を破壊している。
そして彼らの次なる標的となったのはおそらくこの日本である。いや、この日本を中心に各国の主要都市を同時に攻撃する準備ができているらしい、というのが正しい情報だ。
なぜ日本が中心か、それは日本にニュクスのリーダーが来ている、という情報を掴んでいるからだ。
なぜその情報を手に入れることができたのかはわからないが、かなり確かな情報らしい。
今つかめている情報はこのくらいで、その全容はほとんど謎である。
だが、彼らは確かに実在し、俺たちの世界を壊そうとしている。
それだけは確かだ。
そして後日、俺たち3人に任務の知らせが届く。
その内容は、舞神学園にニュクスのメンバーが現れる可能性があり、そのメンバーを始末することだった。
いきなりヘビーな内容の上に、舞台が舞神学園とは。
だが、俺たちはまだこの時、この舞神学園こそが世界の存亡をかけた戦いの中心になるとは、知る由もなかった。
次話から最終章となります。




