表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Dimension World  作者: M&T
プロローグ
4/34

―プロローグ―④

―同刻・向かいの控室―






「シンラス、お前…」


「なんスか」


神妙な面持ちで眼鏡をくいっと上げるもう一人の候補、ヤマセが本作主人公シンラスに迫り寄る。


ちょっと後ずさるシンラスは口をヘの字に曲げた。



「お前、俺の心のアイドル☆サリアちゃんのこと好きやろ?」


「…は?」



何だこの人…先輩だが関係ない。



「いつも一緒にいるやんけ!」


「相棒なんスけど」


シンラスは今更何を言うんだこの人…という顔をした。

この学院は入学当初からパートナーを見付け、二人一組で行動をとることが決められている。


ヤマセは未だ決ってないようだが。



「うそやん!絶対うそやん!」


「うそじゃないですよ」


ヤマセのサポーターであることを伝えにきたシンラスだったが、扉を開けた瞬間からこのやりとりが続いているのである。


近くのパイプ椅子に座ったシンラスは

「サリア、シロナ先輩のサポーターついてますよ」

と告げた。





「うそやん!絶対うそやん!」


窓の方へ顔を向け何度目かの「うそやん!」を叫ぶヤマセ。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ