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繋がる指輪⑫
『あちゃ〜。珍しく苦戦してやがんのか?甘く見すぎだよ指輪の力』
『そんなこと…ない…いつもと…一緒』
『そうだな』
会話をしてる間にもセレナの槍技は止まらない。
『うわッ…!!』
『どーした眼帯〜お前の腰のもんは飾りか?』
雷を帯びた槍が肩を掠める。シンラスは間合いをとり,銃をセレナの眼前に向けた。
『ちょろちょろ逃げやがって…』
セレナは口端を歪めながら喜ぶ。
サリアもシンラス同様に体術と簡単な魔法だけでかわしていた。
『なめられて…いる…の…?』
『あんたがポコポコ氷魔法放つからよッ』
セレナとベルルの攻撃も凄まじく,秀才コンビは少々戸惑っていた。
背中合わせになるシンラスとサリア。
『あの…銃と…瓶って…』
『アタシも思った。あの瓶はあいつのだな』
『そう…だね…』
『あの銃は見たことねぇ…価値アリか?』
『ある…欲しい…』
『よっしゃッ!!』
にんまり笑うセレナ。
僅かにベルルも微笑んでいるように見えた。
『あれッ!!なんか武器狙われてる!?』
『俺構えただけッ!!』
セレナとベルルが同時に技を放とうとした瞬間……




