繋がる指輪⑪
その頃,セルビアとガルディスはフェルリアと一戦を交えようとしていた。
『二対一で勝てますの?』
セルビアは挑発する。
嘲笑うフェルリア。
『二人まとめて倒す。…炎無・プルーフミーニグレス』
フェルリアが呟くと,構えていた剣は一気に燃え上がり炎が絡み付く。
そして風のように突っ込んできた。
『…!!速いッ…!!!』
ガルディスは魔装剣を引き抜き受けとめる。
剣に見えたが槍だった。
そして刹那の轟音。
この技は触れた瞬間爆発するらしい。
『槍か…』
フェルリアは呟く。
『オレの得意分野が出たみたいだ』
笑みを返すガルディス。
『ガルディス,引きなさい!淡花・ロベリア!!』
セルビアが高らかに手を振り上げると青い薔薇が辺りに降り注ぐ。
視界は青に染められ,フェルリアは目を眩ませた。
『こざかしい…』
フェルリアは拳を前に突き出すと炎で薔薇を蹴散らし視界を広げる。
『遅かったな。…槍技・八連夢想!』
セルビアの目眩ましの間に魔力を槍に宿し,跳躍。
見事な八連撃きを与える。
『そんなもの…わけないな』
全て剣で受けとめ流していく。
『あぁそうさ。オレは前座だからな』
間合いを取り着地するガルディス。
『当っ然ですわ!守るなんてクサイ台詞で調子乗って…朱舞・ダンスオブヴァーミリオンローズ!!!』
朱色の薔薇が飛び交いフェルリアに纏わりつく。
大量の花弁にまたしても眩む。
『畜生…ッ!!』
薔薇の中で身動きが取れず,フェルリアは吐き捨てた。




