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繋がる指輪⑧
セリーゼの一言によりとりあえず外に出た。
このワーレントとかいう奴等律儀な奴だな…と思いながらシンラスは見据えた。
セリーゼはいつの間にか空間転移魔法を仕込んでおり,公園のような空想世界へいつの間にか導かれていた。
『いつの間に…まぁいい。さぁ,その指輪を渡せ』
金髪を二つ結びにした少女,セレナはシンラス達の前へぴょんっと出ると,くるりと振り向いた。
『フェルリア〜もぉ力づくでやっちまお〜』
長髪の女フェルリアはセレナを睨む。
刹那,その後ろにいる大人しそうな女の子が呟いた。
『セレナ…フェル…その呼び方…嫌い…』
『そーだったな!わりぃわりぃ!』
笑いながらセレナは舌をペロリと出した。
『なんですの!私もう帰りますわよ!』
セルビアは頬を膨らませながら叫んだ。
『それは無理な話だぜ〜ほら,指輪渡せって』
セレナは一瞬でセルビアの眼前にせめよる。




