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繋がる指輪⑤
『セリーゼッ!!こんな所にいらしたのッ!!!』
突然の大声にシンラスとサリアは驚いて声の主を見やる。両結びにした金髪の巻き髪に、真っ赤なリボンを付けたこりゃまた美少女だった。
『あら、セルビア。どうしたの?そんなに慌てて』
『どうしたのって…君がセルビア嬢を結界魔法で閉じ込めて、そのまま何処かへ行ったんじゃないか!』
セルビアという名の美少女の後ろから現れたのは、紫髪の男だった。左の頬に刺青のような模様が描かれている。
さほど驚く様子もなく、セリーゼと呼ばれた美少女は、
『あら、ガルディス。貴方もいたの』
と言った。
『勿論さ!セルビア嬢のいる所にオレは必ずいるから…ッと、そこの二人は何もんだ?』
ガルディスと呼ばれた男はサリアを見、シンラスを睨む。
『それはこっちの台詞だ。お前等こそ何だよ』
負けじとシンラスもガルディスを睨む。
サリアはというと、ぽかんとしていた。




