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繋がる指輪④
『私気になって声掛けたんですの。困ったようなお顔をしていらしたので』
『何て言ってたんだ?』
『人を探して次元を越えてきたとか何とか…』
『次元を越えて…』
サリアが呟くと沈黙が三人を包み込んだ。
暫しの沈黙を破るようにシンラスは口を開いた。
またしても下手な方法で説明をする。
『俺達は…かくかくしかしかのほんじゃらほいな理由で此処の世界に来ちまったんだ』
美少女は口元に手をやりながら驚きの表情を見せる。
『まぁ…信じられないけど,貴方達がいるってことはそういうことなのですね…』
シンラスとサリアは苦笑いをした。
『ところで…俺あんたの名前聞いてねぇや』
『あ。そぉだったね』
『あら。すみませんでした』
すっかりそんなことを忘れていた美少女ははにかみながら、
『私の名は…』




