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繋がる指輪③
「あのですね、貴方達は何処からいらしたのですか?」
おっとりした雰囲気の美少女からは想像もつかない見事な走り込みぶりに、サリアとシンラスは少々へばっていた。
「え…なんだって?」
「いや、だからですね、貴方達は何処からこの世界にいらしたんですの?」
シンラスとサリアは突っ伏していた顔を勢いよく上げ顔を見合わせると、
「何で俺達がこの世界のもんじゃないって判ったんだ!?」
と声を揃えた。
「日課の散歩を楽しんでたら、歩道の空気の流れが変わって、強い魔力が感じられたんです。上級魔導師ならすぐわかることですわ〜。暫く様子を見てたら貴方達が突然現れていて…」
「…上級の魔導師さんだったんですか」
サリアはそこが気になって仕方なかった。
「えぇ、まぁ…」
はにかむ美少女。
「異世界の俺達を捕まえたということは何かあるのか?」
シンラスは口を開いた。
「…数時間前に貴方達みたいな異世界の方が現れたのを見ましたの。お知り合いかと思ってお知らせしようとしたんです」
「誰だろうね?」
サリアは目をぱちくりさせながらシンラスを見て、美少女を見た。




