開かれた扉①
開かれた扉
〜Truth of Truth to the Other Side of Door...〜
サリアが扉を開け中に入ると、ただっ広い空間に出た。
先程の螺旋階段があった空間と似たような場所だった。
サリアとシンラスは口をあんぐりさせながらキョロキョロ辺りを見回す。
「ヒトが来たのは何百年ぶりかしらぁ〜」
突然の声に驚き、二人はとっさに銃を構えた。
「あらやだぁ〜そんな物騒なモノ向けないでよぉ〜」
声の主は笑いながら空中浮遊をしている。
ウサ耳を付け、背中に羽が生えた見た目13〜15歳の女の子がいた。
「何だ…お前」
「誰…」
「何も危害なんて加えないわよぉ〜」
微笑み続ける女の子。
サリアとシンラスは銃をとりあえずしまった。
女の子は軽くお辞儀をすると、
「私の名前は、ミッティアル・ミシュアラ・ルーベラン。略してミミルンッ!」
と言った。
思わずサリアは眉ねを寄せる。シンラスは口をへの字に曲げた。
「だぁかぁらぁ〜、ミッティアルのミとミシュアラのミ、ルーベランのルンで、略してミミルンッ!!」
「…無理矢理ッ!!」
「いいのかそれッ!!」
同時に思わず突っ込んでしまったシンラスとサリア。
ミミルンは頬を膨らませながら、
「いいじゃない、かわいいし。ところであんた達は此処に何しにきたの?」
と言った。
やっと本編スタートでっス!