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Dimension World  作者: M&T
プロローグ
12/34

―プロローグ―⑫

「すごい風…ヤマセ何するつもりなの!?」


シロナも砂塵のせいで辺りが見にくくなっていた。


台風並の風が撒き起こった。一瞬の後、無風の静まりかえった空間になる。






「みんな逃げるか伏せろッ!!!」


シンラスは叫ぶと、ベルトに引っ掛かっている愛銃『片眼の龍王』に手を伸ばした。






「風・爽…東風の神風ッ!!」




再び轟風が撒き起こった。

刃のような旋風は暴れ始める。



「わーーーーッッ!!」


「またでかいのきたぁッ!」


ユンとロンの声は掻き消され、放送席のテントは跡形もなく更に遠くへ飛ばされた。


会場の皆は慌てふためき混乱が起こる。



そんな中、


「ヤマセばっかいいとこどりッ!ずるい!あたしだってえぇぇ…ッッ!!」


と叫び、体に白い光を纏わせるシロナの声も重複した。





「やっべ!…サリア!!!」


「ちょッ…待ッ…!!」



二人同時に愛銃を構える!


シロナにまとわりつく光が弾けた。


「シロ魔法・奥義!ホワイトディサペアーッ!!」


瞬く間に光は地を走り、ヤマセに滅のダンスを誘う。

ヤマセが放つ神風は大空を踊り狂う。


そして、


「とまれえぇぇーーッ!!」


「いっちゃえぇぇーッ!!」


と叫ぶ声が、戯曲を終盤へと導く。

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