表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Dimension World  作者: M&T
プロローグ
10/34

―プロローグ―⑩

サリアは靴のベルトに付いている愛銃『禁断の黒蝶』を手にとると、引き金を空へ引いた。


乾いた銃声音が響き閃光が閃く。


真っ赤な薔薇の花弁が辺りを舞い、一輪の薔薇から小さい女の子が姿を現した。


『お久しぶりですわぁ、サリア様ぁ〜』


満面の笑顔と花弁を撒き散らす聖霊・荊姫。


シロナの魔法は完成を向かえていた。


「お久ぁ〜荊姫!早速なんだけど、あのめちゃくちゃ魔法止めてほしいの!」


『お安い御用ですわぁ〜』



そのとき、


「ヤマセなんか吹っ飛べッ!!シロ魔法・セイントインフェニテス!!」


さらに魔力を詰め込み、ヤマセへ放つ。


「見たことない技やな…やっぱほんもんやったか…!」


僅かに顔を歪ませるヤマセは防御魔法の陣を描こうとした。しかし、眩しく光る白い魔法に目が痛くなる。



迫り来る刹那、荊姫は一輪の薔薇をシロナの魔法へ向けて飛ばした。


「何!?あのちっこいやつ!!」


一瞬の閃きの後、薔薇の花弁が飛び交いシロナの魔法を打ち消した。


「さすがやぁ〜サリアちゃぁ〜ん!!」


ヤマセは満面の笑みを溢しながらサリアに手を振っている。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ