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第20話:阿蘇に響く快音

【前回までのあらすじ】

巨大重装甲機獣『大巌亀』が放った汚染マブイの熱線。武は逃げることなく、黄金のバットを真っ向から振り抜いた。光の奔流と黄金の打棒が衝突し、阿蘇の夜空が昼間のように白く染まる。


『ギギギギィィィッ!』

武の黄金の腕から、過負荷による異音が上がる。バットの芯と熱線がせめぎ合い、周囲の地面は熱でガラス状に溶けていく。

「武おじちゃん! もう限界、これ以上はバットが素体に戻っちゃう!」

まいの叫び。だが、武は歯を食いしばり、さらに一歩踏み込んだ。

「……プロの打者は、ここで押し込むんだよ!」

武のコアマブイが激しく明滅し、バットから「陽」属性の眩い光が溢れ出す 。それは汚染された闇のマブイを浄化し、弾き返す「黄金の衝撃波」となった。

熱線が逆流する。

放たれた光よりも速い速度で、打ち返されたマブイの塊が大巌亀の砲身へと突き刺さった。

ドォォォォォン!

大爆発。大巌亀は轟音と共に崩れ落ち、背中の汚染パイプが次々と千切れていく。山を蝕んでいた黒い霧が晴れ、静寂が戻った。

武は膝をつき、激しく熱を帯びたバットを地面に置いた。

「……前編は、サヨナラ勝ちか」

九龍が歩み寄り、武の肩を叩く。だが、二人は見ていた。崩壊した機獣の背後、さらに険しい阿蘇の深淵が、どす黒いマブイの渦に包まれているのを。

「……本番は、これからたい。武」

(第2章・阿蘇激闘編前編 完結)

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