表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

18/29

第18話:阿蘇・月下の乱戦


【前回までのあらすじ】

阿蘇・松井家の聖域に辿り着いた武とまいは、九龍と再会する。しかし、山全体は財団『ゼロコア』の汚染パイプにより「マブイの熱病」に侵されていた。周囲を囲むのは、正気を失った無数の野生機獣たち。武は黄金のバットを握り締める。


「九龍、合図は任せる。俺は……浮いた球を叩くだけだ」

「よかろう。阿蘇松井家の真髄、見せちゃるたい!」

九龍が指笛を鳴らす。直後、地中から数千の**『地熱蜂』**が一斉に噴出し、夜空を埋め尽くす黄金の雲となった。蜂たちが放つマグマ属性のマブイが、闇を赤く照らし出す。

「ま、前方から機獣『岩突狼ガントツロウ』の群れ! 速度ランクA、来るよ!」

まいの叫びと同時に、鋭い爪を持つ狼型機獣が武に飛びかかった。

武は動かない。最短の軌道で黄金のバットを一閃させる。

『カァン!』

一撃。狼の眉間にある汚染チップだけを粉砕し、その勢いを利用して隣の機獣へバットを振り抜く。

「……ダブルプレーだ」

九龍の重弓騎兵が放つ火矢が空を裂き、武の打ち漏らした敵を正確に射抜いていく。二人の「属性」は正反対だが、その連携は長年組んだバッテリーのように冴え渡っていた。

だが、山の奥から更なる重低音が響く。

汚染パイプを通じて「母岩」からマブイを強制注入された、巨大な重装甲機獣が姿を現した。

「……ちっ、親玉のお出ましたい」

「九龍、あれを抑えろ。俺が……場外まで運んでやる」

武の赤い瞳が、かつてないほど激しく発光した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ