なろう投稿初心者の3か月
投稿を始めて3か月がたちました。
二ヶ月半のときのように、感じたことをあれこれ思いつくままに書き散らすだけなので、ためになる話は一切なしです。
1. テンプレ小説
読んでもらうために手を出した姉妹格差のテンプレ小説が20,000pt いって、ジャンル別の日間1位と週間1位にしばらくいたのに気を良くして、勢いで大好きな召喚ものを2つ書きました。楽しい。だけど、こちらは伸びない。びっくりするほど読まれない。名前が違うから恩恵がないのでしょうか。
それでまたテンプレですよ。今度も姉妹格差なのですが、再婚で異母妹ができるという王道テンプレ。こちらも賢い姉が家を出て自立して幸せになる話。
前話ほどではないにしろ、読んでいただけるんですねえ。現在10,000ptを超えたところです。ジャンル別日間2位、週間3位。ビバ、テンプレ!
この話を作るタイミングで、たまたま「点滴灌漑」という言葉を知り、調べたらなにこれ面白い、是非これを小説で使ってみたいと思い立ちました。貴族の少女の成長物語に、灌漑の話を主軸に置くのはどう考えても無理があるので、あれやこれやと話を盛り込んでいるうちに、予定した長さの3倍くらいになりました。農業関係の厳しい指摘があったらどうしようと、後書きでそういうのはやんわりとお願い、と予防までしてみましたが、誰も灌漑になんか興味ないのか触れられなくて幸いでした。
でも結局、心惹かれた「点滴灌漑」という単語は入れられず、ふわっと灌漑全般が出てくるだけになってしまいました。当初の予定では、妹が知ったかぶりで語って恥をかくという話でしたが、それもできないほど妹がおバカさん過ぎました。書いているうちに、ストーリーってどこに流れていくか分かりませんね。蛇行を繰り返して、最終的な河口は予定通りに収めるという努力を強いられています。
2. 感想欄がおもしろい
私は感想を読むのが好きです。なのでなるべく丁寧にお返事します。
ためになったり励まされたり、そんな風に読み取れてしまうのかとガッカリしたり、性格出るなあと意地悪く思ったり、とにかく楽しいので、感想どんとこい、です。
今回書きたいのはそれではなく、とある小説の感想欄がすごく面白かったという話です。
私のランクインした作品の前後に、とある連載作品があって、あらすじを読んだら面白そう。でも気になることも書いてあって、作者さんの言う通り活動報告を読んでみたら、ある海外ドラマの盗作疑惑があるのだそうです。それに対する、オリジナルです!そんなの見てないです!という主張でした。
長い話なので読む価値があるのか感想欄で様子をうかがおうと思いました。そうしたら37ページもあるんですね、感想が。そうとうストレスが溜まる辛い話みたいで、読むには覚悟がいりそうで作品そのものを読むのは諦めました。その代わり感想欄を読んで、雰囲気だけでも知った気になろうと思いました。
感想欄には、盗作の根拠を上げる冷静な書き込みと、なろうなんかテンプレばかりじゃないか、目くじら立てんなという擁護の書き込みがありました。数から言えば擁護派が圧倒的です。どうですかね。書いてあったドラマのプロットを見る限り、こんな特殊なエピソードがそのまま偶然生まれるかね?という疑問を持ちましたが。
ドラマの方は最後きちんと終わっていなかったみたいで、終わり方を知りたかったから、ぜひ完結させてくれという皮肉にも思える応援もあって、面白いなと思いました。
もしドラマのパクリだというなら、早い段階でそう思った人が、それからの展開をネタバラシすれば面白かったのになあと残念に思いました。
作者さんはこの作品をすごくたくさんの賞に応募しているので、受賞して書籍化されたら、ドラマの制作の方からいちゃもんつけられたりする恐れがあるのでは?と心配になるんだけど、気にしていないということは、オリジナルだという自信があるのかな、と思ったり。
ちなみに、小説家になろうヘルプセンターでは、
『著作権法で保護されるものは“アイディア”ではなく“表現”とされています(2023年2月現在)。
よって、アイディアが他者と同じ場合であっても表現が違う場合は盗作となりません。』
とあるので、相当似ていても、大丈夫なのでしょうか。
(そもそも他の作者さんの作品にエッセイであれこれ感想を述べる行為は大丈夫なんでしょうか。一応禁止事項は確認しましたが、失礼だからやめた方がいいのであれば削除したいと思います。)
3. web小説スコッパーさんの謎
たまたま検索をしていたら、私の作品が2つ、web小説スコッパーさんに紹介されているページに辿りつきました。でも、トップページに行っても、そこからはランキングの上位の作品しか載っていないので、私の作品紹介に辿りつけないのです。それぞれ、7月と8月の作品なので、10月の今はトップページから辿るのは無理なのでしょうか。現在試運転中です、と赤字で書かれているので、万全の体制ではないということですかね。
ともあれ、掘り起こして良作と評価していただいたのはすごく嬉しかったです。何しろ地味な作品でしたから。芯のある女性がひたすら自分のできることをこなしていくという話が好きです。
今日(10月2日)確認したら、上記の『点滴灌漑』から思いついた小説が、ヒューマンドラマの注目作品として載っていました。嬉しい。
さて、そろそろ投稿初心者を名乗るのも終わりでしょうか。一向に小説が上達してゆく感覚はありませんが、腰を据えて連載小説が書けるように精進したいと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。