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討伐依頼とダンジョン探索

翌日、朝早くに王都を出発して森へと向かった。


「なんか静かだな」


「確かに。もっと魔物とか出てきても良いと思うんだけど……」


「そう言えば、昨日の宿で聞いた話によると、この辺りの森には強力なモンスターがいるらしいぞ」


「そうなのか?でもさ、強い奴ならその分金になるんじゃないのか?」


「いや、それがな。どうも、そいつは人間に対して友好的じゃないみたいだから誰も近づかないんだとよ」


「ふーん。ならさ、俺達が倒したら凄く喜ばれるんじゃないか?」


「かもな」


2時間程歩くと、目的地である森に着いた。


「さて、探すか」


「どうやって?」


「とりあえず、俺達から見つからないように隠れてくれないか?」


「分かった」


アルヴィンは茂みの中に隠れた。すると、少しして地面が激しく揺れ始めた。


「なんだ!?」俺は慌てて周囲を見渡した。だが、特に変わった様子はない。ただ、目の前の地面に亀裂が入っているだけだ。


やがて、亀裂の中から巨大な生物が出てきた。


「こいつは……」


それは体長30mを超えるドラゴンだった。


「グルルル……ニンゲンカ……。ナゼココニイル?」


「ゴブリンを倒す為に来た。お前と戦う為でない。」


アグニスが、聞いてみた。


「お前こそなぜここにいる?」


「ワレハ、コノモリヲシラズノモノタチカラオソワレルマエニオクルコトニシテイル」


「なるほど。それで、ここには何しに来たんだ?」


「イマモドロウトシテイタガ、ヤツラノイシキガキコエテキタカラ、ソトカラミテキタダケサ」


「そうか。なら、もう行ってもいいぞ」


「アァ、ソウスルヨ」


そう言って、ドラゴンは再び地中へと潜っていった。


「よしっ!行こう!」


それから1時間後、遂にゴブリンの住処を見つけた。


「ここだな」


「ああ。早速、入るぞ」


中に入ると、そこは洞窟になっていた。


「じゃあ、まずは俺一人で行くわ。アルヴィンはここで待っていてくれ」


「分かった」


そして、しばらく進んでいったところで、前方に大量のゴブリンが現れた。


「ギィッ!!」


「ギャアッ!!!」


「グゲェッ!!!」


「ギィーッ!!」「ギュイッ!!」「ギョエーッ!」「うるせぇ!!【完全冷凍コキュウートス】」


「ギ……」


全ての敵を殲滅するのに一瞬で終わった。


「流石に上級魔法だと早いな」


「そうだな。あっ、そうだ。せっかくだし、奥の方まで探索するか」


「おう。じゃあ、行ってくるわ」


そのまま進んでいくと、広い空間に出た。そこには、沢山のゴブリンがいた。


「ここは……」


「恐らく、ゴブリン達のボスがいるところだろうな」


「なるほどな」


すると、どこからともなく声が聞こえてきた。


『よく来たな人間よ』


『誰だ?』


『我はこの集落の王だ。貴様らがここまで来るとは思わなかったぞ』


『なんでだ?』


『この森には強力なモンスターがいると言ったはずだが』


『確かに言ったな…ドラゴンも居たし』


『なのに何故来れたのだ?しかも、たった四人で』『まぁ、普通に戦えば負けるかもしれないけどさ。こっちにも切り札があるんだよ』


そう言いながら、俺はアルヴィンを見た。


『なるほどな。しかし、その程度では勝てんよ。なぜなら、我が直々に手を下すからだ!』


すると、ゴブリン達は俺達に向かって襲いかかってきた。


「くそっ!やるしかないのか!」


「大丈夫だ。俺に任せろ」


アルヴィンは剣を抜き、魔力を込めた。すると、刀身が赤く染まった。


「これで一気に片付ける!【灼熱斬撃波ヒートスラッシュ】!」


技名を叫ぶと同時に、剣を振り抜いた。その瞬間、巨大な炎の刃が飛んでいき、ゴブリン達を焼き尽くした。


「すげえ威力だな」


「ああ。だが、まだ終わってないぞ」


そう言うと、再び剣を構えた。「おい、まさか……」


「もう一度だ!【灼熱斬撃波ヒートスラッシュ】!」


また、巨大な炎の刃が飛んできた。だが、今度は一つではなく、複数だ。


「まじかよ……」


俺は慌てて結界を発動させた。だが、それでも防ぎきれず、いくつか直撃してしまった。


「くそっ!」


俺は痛みに耐えつつ、次の攻撃に備えた。すると、今度はさっきよりも小さいものの、かなりの数が迫ってきていた。


「これは無理だな」


「諦めるか?」


「いや、ちょっと試したいことがあるんだ」


「何をする気なんだ?」


「こうやって、手を地面につけるんだよ」


俺は地面に触れた。すると、そこから巨大な土の壁が出来上がっていった。


「これならどうだ?」


「うーん……まだダメみたいだな」


「マジか……」


「仕方ない。もう少しだけ耐えてくれないか?」


「いいぜ」「ありがとう」


それから5分程経った頃だろうか。突然、壁が崩れ始めた。


「なに!?」


やがて完全に崩れ去り、土煙の中から何かが出てきた。それは、全長10mはあると思われるドラゴンだった。


「こいつは……」


「多分、ゴブリンキングだろうな」


「だよな。でも、なんか弱ってね?」


「ああ。多分、あの技のせいで魔力切れを起こしたんだろうな」


「なるほどな」


「さて、ここからが本番だな」


「おう!任せとけ!」


そうして、戦いが始まった。


まず最初に動いたのはゴブリンキングの方だ。口を大きく開けると、凄まじい量のブレスを放ってきた。


「【絶対防御アブソリュートガード】」


「グルルル……。ニンゲンノクセニナマイキナ」


「そんな事言ってられるのも今のうちだけだぞ?」


「フンッ!イツマデモソンナコトヲイッテイルトオモウナー!」


「ほぉ〜。なら、見せてもらおうじゃないか」


俺は魔法を発動させ、【完全冷凍コキュウートス】を放った。


広範囲な魔法なので、簡単にドラゴンを氷に閉じ込めた。「やったか?」


「それフラグだからな?まぁ、見てれば分かるけどさ」


「それもそうだな」


「グギャアァッ!!」


なんと、ドラゴンは雄叫びをあげるだけで、すぐに氷を壊してしまった。


「ならば【完全高温エキストラヒート】」


「グッ、ガアッ!!」


流石に上級魔法二つを同時に受けて無傷という訳にはいかないようで、苦しんでいた。


「よし、効いてるな」


「じゃあ、このまま畳み掛けるぞ」


「おう!」


俺達は拘束魔法を発動させた。「【超絶束縛スーパーチェーンロック】」


「グギィ……ウゴケナイ……」


「終わりだな」


「そうだな」


アルヴィンが剣に魔力を込めた。そして、振り下ろすと、巨大な斬撃が飛んでいき、ドラゴンを真っ二つにした。


「終わったか」


「ああ。しかし、ゴブリン達の死体は消えないんだな」


「そういう仕様なんじゃないのか?まぁ、とりあえず戻るか」


「そうだな」俺達はその場を離れた。


集落に戻ると、既に死体は跡形もなくなっていた。


「どういうことなんだ?」


「恐らく、ゴブリンキングを倒したから消えたんだろうな」


「なるほど。それで次はどうする?」


「次っていうのは?」


「ボス討伐クエストのことだ」


「ああ、そっちのことか。もうちょっとレベルを上げてからの方がいいと思うんだけど」


「いや、十分にレベルは上がっていて、下手するとエンシェントドラゴンより強いと思います。」「そうなの?」


「はい。ステータスを見てもらえば分かります」


俺は言われた通り確認した。



名前:【覇王】天川 三月


性別 :男


種族 :ヒューマン


年齢 :18歳


レベル:246


職業 :〈超絶成長〉


体力 :1000000/10000


魔力 :509000


攻撃力:26000


防御力:12000 敏捷力:3300


知力 :100


精神力:100


運 :10000


SP :0 スキル 《絶対感知》《完全解体》《超高速再生Lv.MAX》《全言語翻訳可能》《無限アイテムボックス》 称号 《究極のチート》 効果 ステータス+100% 経験値取得+50% 獲得SKILL 《火魔法Lv.5》 《水魔法Lv.5》 《風魔法Lv.3》 《土魔法Lv.4》 《光魔法Lv.1》 《闇魔法Lv.1》 《雷電魔法Lv.1》 《氷結魔法Lv.5》 《聖炎魔法Lv.1》 《蘇生魔術Lv.1》 加護 女神の加護(全能力+500)《龍脈脚》《鑑定Lv.6》《偽装Lv.7》 装備 魔剣グラム・偽 STR+15000 AGI +10000 耐久∞ 特殊効果 【不壊属性】


状態異常付与 【自動修復機能】


その他 【次元収納】【所有者固定】【声真似】【チェンジ】


備考 【絶対感知】【神速思考】【並列思考】【千里眼】


【瞬間記憶】【無詠唱】【多重起動】【完全支配】


【森羅万象】【存在強奪】【武人化】【隠密】【隠形】【隠蔽】【偽装】【透過】等 特殊スキル 才能系 Sランク【剣聖】【大賢者】


Dランク【竜殺し(ドラゴンキラー)】【龍殺し(ドラゴンスレイヤー)】


Cランク【勇者】


Bランク【魔王候補】【英雄】【救世主メシア


Eランク【英雄の卵】


Fランク【村人の卵】


「マジで強くなってるな……スキルのインフレがおきている…」


俺はその事に驚いていた。


「えっ!?そんなにですか?」「ああ。この前戦った時はステータスの差が大きくてよく分からなかったけど、こんなに強くなっていたんだな」


「そうですね。多分ステータスを見れば分かると思いますよ」


「分かった。ちょっと待っててくれ」


俺は自分のステータスを確認した。


===============


名前:【覇王】天川


三月 性別 :男


種族 :ヒューマン


年齢 :18歳


レベル:246


職業 :〈超絶成長〉


体力 :1000000/10000


魔力 :509000


攻撃力:26000


防御力:12000


敏捷力:3300


知力 :100


精神力:100


運 :10000


SP :0 スキル 《絶対感知》《完全解体》《超高速再生Lv.MAX》《全言語翻訳可能》 《無限アイテムボックス》 称号 《究極のチート》 効果 ステータス+100% 経験値取得+50% 獲得SKILL 《火魔法Lv.5》 《水魔法Lv.5》 《風魔法Lv.3》 《土魔法Lv.4》 《光魔法Lv.1》 《闇魔法Lv.1》 《雷電魔法Lv.1》 《氷結魔法Lv.5》 《聖炎魔法Lv.1》 《蘇生魔術Lv.1》 加護 女神の加護(全能力+500)《龍脈脚》《鑑定Lv.6》 《偽装Lv.7》 装備 魔剣グラム・偽 STR+15000 AGI +10000 耐久∞ 特殊効果 【不壊属性】


状態異常付与 【自動修復機能】


その他 【次元収納】【所有者固定】【声真似】【チェンジ】


備考 【絶対感知】【神速思考】【並列思考】【千里眼】


【瞬間記憶】【無詠唱】【多重起動】【完全支配】


【森羅万象】【存在強奪】【武人化】【隠密】【隠形】【隠蔽】【偽装】【透過】等


特殊スキル 才能系


Sランク【剣聖】【大賢者】


Aランク【竜殺し(ドラゴンキラー)】【龍殺し(ドラゴンスレイヤー)】


Cランク【勇者】


Bランク【魔王候補】【英雄】【救世主メシア


Eランク【英雄の卵】


Fランク【村人の卵】


称号 《究極のチート》 効果 ステータス+100% 経験値取得+50% 獲得SKILL 《火魔法Lv.5》 《水魔法Lv.5》 《風魔法Lv.3》 《土魔法Lv.4》 《光魔法Lv.1》《闇魔法Lv.1》 《雷電魔法Lv.1》 《氷結魔法Lv.5》 《聖炎魔法Lv.1》 《蘇生魔術Lv.1》 加護 女神の加護(全能力+500)《龍脈脚》《鑑定Lv.6》 《偽装Lv.7》 装備 魔剣グラム・偽 STR+15000 AGI +10000 耐久∞ 特殊効果 【不壊属性】


状態異常付与 【自動修復機能】


その他 【次元収納】【所有者固定】【声真似】【チェンジ】


備考 【絶対感知】【神速思考】【並列思考】【千里眼】


【瞬間記憶】【無詠唱】【多重起動】【完全支配】


【森羅万象】【存在強奪】【武人化】【隠密】【隠形】【隠蔽】【偽装】【透過】等


「こっちも上がってるな。それに新しく増えてるスキルもある」


「そうなんですか?見せて下さい!」


「ああ。いいぞ」


俺はミツキにステータスを見せた。


「スキルが多くて凄い、え!?本当に三月さんは異世界から召喚された人だったんだ……」


「あぁ、そうだよ。まぁ信じてくれとは言わないけどさ。それよりそろそろ行くぞ?」


俺はそう言って立ち上がった。


「はい!よろしくお願いします!」


俺達はまたダンジョンの中に入って行った。

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