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ダンジョン最深部のボス戦

「この先がボス部屋だと思うんだけど、準備は良いか?」


「勿論です」


「分かった。じゃあ開けるぞ」


俺はそう告げて、ゆっくりとドアノブを回して押し開けた。


そして部屋の中に入った瞬間、巨大な火柱が俺達を飲み込もうと迫ってきた。


「【神速】」


俺は即座に神様から授かったスキルを発動させると、一瞬でその場から移動して火柱を回避したが、その直後に大きな衝撃音が響き渡った。


「うおっ!?」


俺は思わず声を上げると、音の発生源に目を向けると、そこには全身が燃え盛っているドラゴンがいた。


「あれは……ファイアドレイクですね」


「知っているのか?」


「はい。竜種の中でも上位に位置する種族で、火属性の魔法を得意としています」


「なるほどな。じゃあ弱点は水属性ってところか?」


「そうですね。ただ、水属性の魔法を使うには水魔法が必要になりますが、あなたには全ての魔法を使えますよね?」


「あぁ、そうだな。じゃあ試しにやってみるか」


俺は水魔法で水球を作り出し、それを火属性のドラゴンに向けて放った。


水球は見事に命中し、ドラゴンの体が濡れた。しかし、それだけでは効果が薄かったため、俺は何度も同じ事を繰り返した。


すると次第に炎が弱まり、最終的には完全に鎮火してしまった。


「これで大丈夫なのか?」


「はい。おそらくは問題無いと思います」


「そっか。なら良かった」


俺は安心しながらそう呟くと、改めてドラゴンに向き直った。


「さてと、さっきはよくもやってくれたな。今度はこっちの番だ!」


俺は剣を構えると、風魔法でスピードを上げて、一気に距離を詰めて剣を振り下ろした。


すると、剣は見事に命中したのだが、あまり手応えを感じられなかったため、俺は一度距離を取るために後ろに下がった。


「おぉ〜。流石に硬いなぁ〜」


俺は感心しながらも、次なる一手を考えていると、突然ドラコンが口を開いた。


『人間風情が、我に挑むとは愚かなり』


「ん?今の声はなんだ?」


「私にも聞こえました。一体どこから?」


俺達は不思議そうにしていると、再び声が響いた。


『我が名は、アグニス。このダンジョンの守護者なり。矮小なる存在よ、早々に立ち去るが良い!』


「おい!お前の相手はこの俺だろ!勝手に話を進めるんじゃねぇ!」


俺は大声で叫ぶと、もう一度攻撃を始める前にドラゴンに問うた。「なぁ、一つだけ教えてくれないか?」


『ふん!命乞いなど無駄であるぞ?』


「そうじゃない!俺達の事を敵だと認識しているのは分かる。だが、どうしてダンジョンの外に出ようとしないんだ?」


俺はずっと疑問だったのだ。何故ならば、魔王城に攻め込まれた時に、こいつは真っ先に魔王の元へ向かったはずだからだ。


しかし、魔王の話を聞いた限りだと、魔王が倒された後にも特に何もしていないようなので、気になっていたのだ。


するとアグニスと名乗ったドラゴンは、少し間を置いてから語り出した。


『それは……外の世界に出る事が怖いからである』「えっ?」


予想外の答えを聞いた俺は、呆気に取られていた。


「どういう意味だ?」


『そのままの意味だ。我ら魔族にとって、地上は恐ろしい場所なのだ。だから我々はこの地下に篭り、ひっそりと暮らしていたという訳だ』


「なるほど……」


俺は納得すると同時に、一つの仮説が浮かび上がってきた。


「まさかとは思うが、この地下にいるモンスターって全部……」


『その通りだ。全て我が作り出した存在である』


「マジかよ……。そんな事が出来るなんて……」


『驚くのはまだ早いぞ?なんせ、貴様らは既に体験しているのだからな』


「えっ?」


俺は困惑していたが、隣にいた魔王は冷静だった。


「どういう事ですか?」


『簡単なことだ。ここに来るまでに倒したスライムや、ゴブリン達を創造したのはこの我だという事だ』


それを聞いて俺達は驚愕していた。


「つまり、俺達が今まで倒してきたのは全て……」


『あぁ、そうだ。このアグニスによって生み出された者達である』


「……なんだよ、それ」


俺は怒りを抑えきれず、拳を強く握りしめながら呟いていた。


「なぁ、魔王。お前はどう思ってるんだ?」


「私は……正直よく分かりません。でも、このアグニスが嘘を言っているようには思えないんです」


「……そうか。じゃあ、このアグニスに詳しく聞いてみるか」


「アグニスは、今後どうしたい?」『我はもう疲れた。ここで静かに眠りたいと思ってたが、お前たちに興味を持った』


「そっか。分かった。じゃあ、俺達と一緒に来てくれるか?」


『うむ。良かろう』


「ありがとうな」


俺は礼を言うと、アグニスは、人間形態をとり、手を差し出して、握手をした。


そして振り返ると、既に戦闘態勢に入っていた魔王に告げた。


「魔王、これからはコイツと協力して行動しようと思う」


「そうですね。それに、この人は悪い人に見えません」「そうだな」


こうして、アグニスが仲間に加わった。


それからは、地上へと戻り、ダンジョンコアを回収して、近くの街に行ったのであった。



ーーーーーー


名前:【覇王】天川 三月


性別 :男


種族 :ヒューマン


年齢 :18歳


レベル:245


職業 :〈超絶成長〉


体力 :100000/10000


魔力 :508000


攻撃力:25000


防御力:11000


敏捷力:32000


知力 :100


精神力:100


運 :9999


SP :0 スキル 《絶対感知》《完全解体》《超高速再生Lv.MAX》《全言語翻訳可能》《無限アイテムボックス》 称号 《究極のチート》 効果 ステータス+100% 経験値取得+50% 獲得SKILL 《火魔法Lv.1》 《水魔法Lv.2》 《風魔法Lv.3》 《土魔法Lv.4》 《光魔法Lv.1》 《闇魔法Lv.1》 《雷魔法Lv.2》 《回復魔法Lv.2》 《転移魔法Lv.1》 《時空間魔法Lv.1》 《重力魔法Lv.1》 《剣術Lv.7》 装備 魔剣イグニファス 攻3000 耐久∞ 聖剣エクスカリバー 防4000 耐久∞ 龍神刀ムラマサ 攻6000 耐久∞ 月華の首飾り 守300 耐刃500女神の指輪 守200 耐呪500 特殊効果 自動修復 所有者固定 天使の加護(極大)


性豪 着心地が良い服上下セット(黒)


ブーツ 金の腕輪 所持品 金貨×23 銀貨×262 銅貨×854 冒険者カード(Fランク)


ギルドタグ 魔石(小)×196個 魔石(中)×41個 魔石(大)×11個 スライムポーション×25本 スライムジェル×30袋 薬草×15束毒消し草×13束 体力草×20束 魔力草×12束 オーク肉(極上)×1434kg 体力草×178束 魔力草×90束 コボルトの毛皮×55枚 牙×60 爪×81 魔石(小)×43 魔石(中)×36 魔石(大)×1個 ゴブリンの耳×278個 ゴブリンの心臓×23個 ゴブリンジェネラルの角笛 ゴブリンの棍棒 ゴブリンナイトの大盾 ゴブリンメイジの杖 スライムの粘液×521g 塩×56g 胡椒×70g オリーブオイル2樽 ワイン×48瓶 酒精の強い日本酒のようなお酒×50杯 魚醤×40壺 蒸留器 コンロ(強)バケツ×10 ガラス容器(特大)


調理器具一式 食器類一式 裁縫道具 布団セット一組 テント(高級タイプ)


生活魔法の書(初級)


魔王のメダル×2 温泉卵製造機 串焼き専用グリル 米俵(1つ目)


〈竜人化〉のスクロール×3

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