きまぐれデモニック
小さく可愛らしい小悪魔が、僕の目の前に召喚された。
突然の出来事に対応できないでいると、小悪魔が僕を指差しながら命令口調のように指図した。
「ほれ!何をしとるっ!パンツを履かんかい!汚いものを見せつけるなっ!」
そう言われた瞬間、僕は真っ赤な顔になりながらパンツを履き直した。
「なななっ、突然現れておいてそれは無いだろ!」
僕はキツめの口調で、小悪魔を罵倒した。
それを無視するかのように、小悪魔は僕の首元にかぶりついた。
齧りつかれたその時、宇宙からパンツが大量に降り注ぎ、大地がうねり、地球のありとあらゆる生物たちはマトリックスした。
その一瞬の出来事が起きた後、僕の齧り付いた首元から小悪魔が離れ、呪文のような言葉をつぶやきながら木っ端微塵に消し飛んだ。
小さくてかわいい小悪魔「ハピネス!」