高速道路の話
スケジュール表を見ると明日はついに「高速」の二文字。
ドキドキしながら飲み物やお菓子はいるかなと考えたり酔い止めを用意したり準備を整えた。
教官に椅子だけの部屋で待機するように指示された。
待機している間ずっと地図とにらめっこしながら疑問が過る。
あれ?自分一人?交代で運転するんじゃ……。
隣の部屋に入ると謎の機械が一つ。
「GWで道が混んでて2時間では帰ってこれないからゲームで高速を体験してね。」
疑問は的中し、残念ながら高速道路を走りませんでした!
なんだと……?
鞄に飲み物入れたり、酔い止め飲んだりしたのに!?
ゲームなら楽勝だろと思った方もいるかもしれない。
残念ながらレーシングゲームやったことないのでボロボロだったね……。
想像以上に硬くてスピード出なくて何回も仕掛けにスルーされて教官も首をかしげる始末。
やっと想定通りの速さを出せても障害物にぶつかるなど事故起こしまくって「これは何の時間なんだろう?」と思いながらやってた。
教官いわく事故多発して正解らしい。
ゲームでたくさん失敗して実際に高速道路走る時に失敗した所を注意して安全に走れるようにするためらしい。
なんか釈然としないものがあったが高速道路を走るのはまだ早いと思ってたので結果オーライでした。
次はいよいよ卒業試験だ……こっちもある意味怖いよ。
ついに高速!というワクワクした気持ちと無理だよこんなの!という恐怖でいっぱいでしたが呆気なく終わりましたね。
ゲームで良かったと何度思ったことか分からない(遠い目)