見学と仮免試験の話
長かった補習が終わり、仮免許試験の切符をようやく手に入れた。
「不安はあるけどこれ以上やっても変わらなそうだから調子の良い時に受けてしまおう。落ち着いて練習通りにやれば大丈夫。」
教官からそう激励された。
これ以上やっても変わらないには激しく同意し、焦らずいつも通りにやろうと決めました。
仮免試験は筆記試験と実技試験がある。
ちょうど昼休みの時間に行うため誰もいない。
実技試験は敷地内のコースを指定されたルートで運転する。
ここでは3つルートがあり、教官から事前に3つのルートを教えてもらえる。
試験官がどのルートにするかは当日にならないと分からないので3つのルートをちゃんと覚える必要がある。
難易度が分かれていて私が指定されたルートは真ん中の難易度だった。
一緒に試験を受ける人はマニュアルだったので最初にマニュアル車に乗りその人が先に運転して、終わったらオートマ車に乗りかえて私が運転する。
後で良かったと安心した。
筆記試験はお馴染みの引っかけ問題。
マークシート式で配布された鉛筆と消しゴムで行う。
参加者は少ないが座る場所は指定されていた。
普段はランプが付いた番号の人が合格なのだが受験者が二人だったので口頭で結果を教えられた。
結果は二人とも合格。いやぁ良かった良かった。
見学をしてたおかげでなんとかクリア出来た。
実は仮免試験を受ける前に仮免試験を見学をして欲しいと依頼されたことがあった。
そんなに自分の運転ヤバイのかと不安に思ったがそれだけではないようだった。
見学者は私語厳禁。受験者も私語厳禁。
試験は車に乗る前から始まっている。
受験者は車に乗る前に車の下に人等がいないか確認してから前後の安全を確認してから乗る。
シートベルトして席の調節等をしたら試験官から
「受験番号と名前を教えて下さい」
と言われるので受験番号と名前を言う。
「発進して下さい」
発進する。
どのルートも踏切が最後にあり試験官の指定する番号の所に停めてゴール。
仮免試験では必ず見学する人を乗せないといけないという決まりがある。(二人以上まとめて試験する時は順番待ちで誰かが見学することになるが一人しか仮免試験を行わない時は誰か見学者を用意しないといけないようだ。)
試験前に見学していたおかげか凡ミスなく終わった。
仮免試験合格した後一回だけ見学の依頼が来た。
中型の仮免試験を受ける人の見学だった。
乗り方とか車内とか車高とかハンドル等違いがありなかなか面白い経験だった。
ちなみにその人は無事に合格しました。
そして路上が始まる。
記憶が曖昧でかなりフワフワしてますがこんな感じでした。
意地悪な問題も本免に比べたら可愛いもんです。
畑や田んぼがたくさんあったので若いお兄ちゃんも軽トラのような車の免許が必要なんだなと軽いカルチャーショックを受けました。