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吐出口  作者: 鈴木
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カラオケ

 最近、父親が友人とカラオケに行くようになった。

 それ自体は別にいい、思う存分楽しんできてくれと思うだけだが、そういえば私は数十年の人生で一度しかカラオケに行ったことがなかったな、と思い出した。

 最大理由は音痴だから。これに尽きる。とてもじゃないが人に聞かせられないし、歌いたくもない。歌うことそのものがストレスフルだから、一人カラオケなるものにも価値を見出せない。

 更に失礼承知でぶっちゃけるなら、素人の達者でないソロ歌を何時間も延々聞いていたくない(音痴の醜い嫉妬――好きに言えばいい。うんざりだ。歌っていれば上手くなる、上手くなれば好き(ストレスフリー)になる――価値観の押しつけも)。気心の知れた者でも御免なのだから、大して親しくもない相手は尚更。

 たった一度だけ行ったカラオケは、断るに断れない状況だったからだが(歌うことだけは頑として拒絶した)、結果として二度と行くかと決意も新たにしただけだった。

 あの狭い空間で大音響、それを数時間、見事に体調を崩した。頭痛が半端なかった(天気痛が重なったのではないと思う。少なくともその日の朝の体調は良く、天気は当日も翌日も晴れていた)。そして頭痛は過ぎると吐き気を催す。とどめは出された食事には大して手をつけていなかったのに腹を壊した。

 踏んだり蹴ったりだった。

 閉所恐怖症ではないつもりだったが、あの窓のない狭い空間も思った以上に駄目だった。閉塞感が洒落にならない。

 そんなわけで、何があろうとカラオケには二度と行かない。





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