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アマガエル3
夕方、玄関扉を押し開けて外へ出て、鍵をかけようと振り向いたら、目線のほんの少し下にカエルがいてびっくりした。
は?
後で計ってみたら、二十センチ程度の距離。
そこには真っ平らな扉しかない筈なのに、なんでその位置にカエル? と思えば、縦に長い把手の上にちょこんと乗っていたのだ。
指の第一関節よりちょっと大きいくらいの小さなアマガエルが。
しかし、これまた後で計ったところ、その位置まで百十センチもある。まさか一気にそこまで跳躍したとも思えないので、扉か把手伝いに飛び跳ねて上って来たのか(ぐぐってみたら、どうも手足にある吸盤のようなもので這い上れるらしい)。
なんともまあ器用な。
その後、隣家で用を済ませて戻ってきてもまだいて、扉を開ける為に把手を動かしても微動だにしない。
一旦、室内に入って三十分ほどでもう一度そっと扉を開け、頭だけ出して外の把手を覗き見てみたら……まだいた。
少し上体を下げていたので、ほぼ目の前。顎?喉?が時々ぴくっぴくっと動く様がつぶさに見えてなんとも言えない気分。
こっちの視線には知らんぷり。
いつまでも見ているわけにもいかないので、またそっと扉を閉じて後は放置。
気が済めば何処かへ行くだろう。
明日の朝、もう一度見てみるが、幾ら何でもいない気がする。




