表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
吐出口  作者: 鈴木
91/5663

アマガエル3

 夕方、玄関扉を押し開けて外へ出て、鍵をかけようと振り向いたら、目線のほんの少し下にカエルがいてびっくりした。

 は?

 後で計ってみたら、二十センチ程度の距離。

 そこには真っ平らな扉しかない筈なのに、なんでその位置にカエル? と思えば、縦に長い把手の上にちょこんと乗っていたのだ。

 指の第一関節よりちょっと大きいくらいの小さなアマガエルが。

 しかし、これまた後で計ったところ、その位置まで百十センチもある。まさか一気にそこまで跳躍したとも思えないので、扉か把手伝いに飛び跳ねて上って来たのか(ぐぐってみたら、どうも手足にある吸盤のようなもので這い上れるらしい)。

 なんともまあ器用な。

 その後、隣家で用を済ませて戻ってきてもまだいて、扉を開ける為に把手を動かしても微動だにしない。

 一旦、室内に入って三十分ほどでもう一度そっと扉を開け、頭だけ出して外の把手を覗き見てみたら……まだいた。

 少し上体を下げていたので、ほぼ目の前。顎?喉?が時々ぴくっぴくっと動く様がつぶさに見えてなんとも言えない気分。

 こっちの視線には知らんぷり。

 いつまでも見ているわけにもいかないので、またそっと扉を閉じて後は放置。

 気が済めば何処かへ行くだろう。

 明日の朝、もう一度見てみるが、幾ら何でもいない気がする。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ