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吐出口  作者: 鈴木
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ゴルフ

 私が通っていた大学の体育の授業にはゴルフがあった。

 クラブは学校で借りられるのだが、あいにく左利き用がなかった。ないものは仕方がない、と中途半端にとはいえ左利きの私は右利き用のクラブでおっかなびっくり初めてのゴルフをしていた。

 そのことに特に思うことはない。体育系ならまだしも文系の大学である。可さえ取れればそれでよかった。

 しかし、最初に右利き用のクラブでのプレイを指示された時、担当講師の宣った言葉が、


「左利きで大成したプロゴルファーはいない(だから右利き用でやれ?)」。


 拒否や不本意を示したのではないのだから、シンプルに左利き用がないと言えばいいだろうに、何故、一々左利きであることをディスられなければならないのか。そちらの方が不本意だった。大体プロを目指しているわけでなし、将来的に大成出来ようが出来まいが、大学の授業で完結するゴルフプレイには関係ないだろう。


 どうでもいいが、本当に大成した左利きプロゴルファーはいないのだろうか。

 講師の言葉を思い出せば未だに疑問に思うけれど、やはりどうでもいいので調べていない。





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