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吐出口  作者: 鈴木
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自業自得

 私は昔、交通事故で頭をかち割って頭蓋骨骨折と脳挫傷で入院をした(死にかけた)ことがある。

 現在、月に数回、酷い時は半月以上も悩まされる慢性的な頭痛持ちだが、その原因の一端は上記の怪我で、当時から頻繁に頭痛に苦しめられてきた。

 ただ、これは周囲の話を聞く限り、私の自業自得のようなので仕方がないと思っている(何しろ、頭を打ったせいで、事故当日は勿論、その前数週間分?の記憶が飛んでいて殆ど覚えていないのだ。その日はテストの最終日だったらしいが、テストを受けたことも、テスト勉強をした記憶も全くない有様)。

 まあ、それはともかく、頭痛は事故直後から治療が落ち着くまでの数か月が一番酷かったのだが、ある日、大学病院から個人病院へ転院することになった。その際も私は痛い痛いと終始呻いていたそうで(それも覚えていない)、私を乗せた車椅子を押していた看護師には実に鬱陶しかったらしい。端的に「うるさい」と悪態をついたそうだ。

 私はそのことを全く覚えておらず、何故知っているのかといえば、母が他界した後、当時の思い出話をしていた時に父から聞かされたのだ。「母さんがとても怒っていた」と。

 その時の私の感想は、「家族の前で言ったのか(呆)」。

 母さんすまん、とは思うものの、何しろ私には記憶がない。

 過酷な医療現場はストレスフルで、自業自得で方々に迷惑かけまくりのガキの面倒など更に苦痛だろうから、私自身は覚えていたとしても仕方がないで済ませただろうが、流石に家族の前で言うのはまずいんじゃなかろうか、と父の話を聞きながら思ったものである。








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