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吐出口  作者: 鈴木
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リ○レイ 【本】

 ※テーブ○トークに関する用語の説明は省略。


 ひと頃、テー○ルトークの商業リプ○イ集に嵌まっていたことがある。

 最初は新刊、既刊問わず、中身の好悪も後回し、値段の高い安いも関係なく、入手可能なものは片っ端から買い漁った。古すぎるものは正規では手に入らないので古書店をはしごして、それでも入手出来ないものは某密林でお世話になった(のだが、価格一円というのはどうなんだろう……)。

 そのうち熱も落ち着いて、好みのものだけを厳選して買うようになった。流石に一度しか読まないもの、冒頭を読んだだけで受けつけず断念するようなものを買うのは無駄遣い過ぎる。

 店頭で中身を確認出来るものはいいが、リ○レイ集は新刊でも田舎町の書店では売っていないことが多く、購入手段は通販へ移行。必然、中身を確認せずともある程度期待の持てる、以前読んだものの中で好みだった作者ゲームマスターのもの、もしくは特定のゲームのものだけを選んで買った。

 その後は、色々あって本断ちをすることになり、特に飽きたとかではなかったが、他の所有している本とともにリプ○イ集も手放してしまい、リ○レイは元より、テーブル○ークに関わる一切にリアルでもネットでも触れなくなった。


 それから随分と経って、先日、久しぶりに、ふと思いついて某サイト(なろうではない)に投稿されているリプ○イを読んでみた。…………のだが。なんというか、むか~し食べておいしいと思った食品を久しぶりに口にしてみたら、あれ?こんな味だったっけ?と以前ほどおいしく思えなかった時のような? ―――要はすっかり冷め切ってしまっていることを確認しただけだった。

 残念ながら再燃とはいかなかったようで、こればっかりはどうしようもない。





 ところで、リ○レイに嵌まっていた当時、テー○ルトーク自体を遊んでみようという気には全くならなかった。

 色々、見たり聞いたり読んだりした結果、テーブ○トークは様々な意味で頭の良い人間のするゲームだなぁと思ったからだ(立ち回りが上手い、発想力が優れている、注意力が抜群、先読み能力が秀逸、などとも言える)。或いは打たれ強い人間が。

 よく「紙とペンがあって人さえ揃えば誰にでも出来る」的な謳い文句を見かけたが(今はネット環境さえ整っていれば?)、確かに遊ぶだけなら出来る。しかし、それで楽しめるかは別問題である。

 ゲームのPRやプレイ時の前振りなどで言われるほど、行動選択の失敗は許容されていない。理想的な行動を取れなかった者、もしくはゲームマスターの用意した最善、善辺りのルートを辿れなかった者に対しては容赦なくメンタルを抉りにくる。そしてそれは "失敗したのだから当然"、と言い切っている記事を商業誌で見たこともある。リプ○イを読んでいても、ゲームマスターやプレイヤーの言動を見るに、それが常態なのだなぁと思えた(非人道的な行動に対してではない。"失敗した行動" に対してだ。その "失敗" は時にゲームマスターの主観に左右され、「この場面ではこれこれこういう行動が最善であるのは当たり前のことだ」的な思考展開で優劣が決められているのをリ○レイで見掛けると、どうにも首を捻らずにはいられなかった。"当たり前" って何だろう。スムーズなゲーム進行の為にゲームマスターに従うのは当然でも、マスター(や他のプレイヤー)とは異なる価値観、解釈から取った行動が彼らの最善や善と違ったからといって、それがメンタルを抉る正当な理由になるのだろうか。明らかな非人道的・マナー違反行為ならまだしも)。

 それってもはや遊びではないのでは? 競技?

 コミュニケーション能力だけでなく強心臓も必要なようで、とてもではないが精神脆弱で頭の悪い私には出来そうもない。

 昔、似たようなゲームでがっつり精神的にやられたこともあるので、試しにやってみようという気にもなれなかった。





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