和菓子が食べたくなった……(お約束)【本】
江戸時代に刊行されたとある料理本の内容で知りたいことがあって、でもそのものずばりは図書館になかったので、代わりに内容の一部が載っているらしい事典を借りてみた。
まあ、残念ながら目的のものは二段組426ページもある中のたった5行、しかもそこじゃないんよ知りたいのは……(嘆息)だったが、折角借りたことだし、色々項目分けされている中に「菓子類」という実に興味をそそられるものがあったので、そこに載っている中で聞き慣れないものをぐぐってみた。
江戸時代の料理とはいえ、お菓子だ、再現されていそうじゃないか?
果たして。
再現どころか結構伝統菓子として今でも普通に売られていた(だよなあ)。
まあ、そんな中でも「再現」と銘打たれていたものもあったので、全部が全部というわけではなかったが。
普通に売られていたのは、加勢以多(かせ板)、鯨餅、醒井餅、塩釜。
再現されていたのは麩の焼と啜団子。
他に、テキスト情報はあったものの再現すらされていない?っぽいのが宗久餅と不見辛と雪餅(最後の雪餅は名称がシンプル過ぎるからか名前だけ同じものが山のように出て来た……。事典のに該当する雪餅に触れていたのは辞書サイト一つだけ……)。
そして、名前は一緒で作り方も載っているものとほぼ一緒だから同一のものなんだろうとは思うんだが、ネット各所と事典とで材料説明が微妙に異なっているのが豆飴。
「すはま」とも呼ばれるこの豆飴、ネットでは材料の粉はすはま粉であってきなこじゃない、と書かれているんだが(炒り方が違うんだそうな)、事典ではどきっぱり「きな粉」とあるのだ。というか、「きな粉」しかない。
江戸時代の料理書での記述も載っていたが「すはま粉」とは書かれておらず、「出典」にある本のレシピでは材料は「白大豆」、本文中にある百年後の随筆のレシピでは「麦芽大豆」(ネットだとすはま粉は大豆や青豆の粉とある。麦芽大豆でぐぐると出て来るのは豆乳広告ばっかりで、AIは「「麦芽大豆」という言葉は、主に「麦芽エキスなどを加えた豆乳飲料(麦芽コーヒー・麦芽ココアなど)」や、大豆を発芽させた「発芽大豆(スーパー発芽大豆など)」、あるいは栄養が集中する「大豆胚芽(はいが)」を指すのが一般的です」とか言ってきたがどうなんだろうねえ)でこれを粉にしたものとある。後者では "大豆粉" でも「是」、と続いているが、これがすはま粉を差すのかは分からない。
ちなみに事典自体の出版年は1996年。…………情報が古い? でも江戸時代の本の内容はどちらも原文ままだったから時代が変わっても変わらないような。解釈が変わった?




