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自身の老いよりそっちの方が……。
最近、つくづく私は父親似なんだなと思う。
若い頃は全く意識していなかったが、年を取り、目の下や口周りの皮膚が垂れ、それを持病原因の荒れに薬を塗るのに見ざるを得ない時、鏡の中に晩年の、介護の為に毎日毎日、一日の内でも何度も顔を合わせた父親の、すっかり老いて――病気のせいで常に不安を滲ませ、思うようにならない苛立ちに歪ませ、数秒前のことも覚えていない現実に絶望する、でもその絶望さえ直ぐに忘れて戸惑う、最終的には疲れ切って表情をなくしてしまう、皺だらけ垂れだらけの顔を思い出す。
父親が逝ってそれなりに経ったが、鏡を見る度に覚えていなくてもいい時期の父親ばかり思い出させられるのは正直キツい。
晩年の心安く笑った顔なんて、薬で感情の起伏がコントロールされている時の……そうと分かっているものだけだというのも、仕方がなかったで片付けるには罪悪感を抱かせられる現実だ。




