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吐出口  作者: 鈴木
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見つかって良かったに決まってるんだが、それでもモヤる。

 お薬手帳がない!

 ――――と大騒ぎ(アホ)。

 内科に掛かる前、問題のある薬の名称を総ざらいする為に一つ前の手帳を見ようと思ったんだが、過去の手帳を纏めて入れてあるポリケースの中に肝心の一つ前のだけがなかった。

 こうピンポイントだと意図的に何処かへ移動させたんだろうな……と思うもののその場所が思い出せない(嘆息)。

 部屋中、ケースや袋、カバンの中を片っ端から探したが見つからず。

 結局、薬の名称は残してある薬の説明書や薬の個別袋である程度は確認出来たが、よりにもよって一つ前の手帳にしか記録のないものがなかった。

 ――――と諦めかけたところで、ふっと思い出した。あれ、薬そのものを残してなかったか?

 何処に?リビングに。

 急いで階下へ降りてテーブル上の薬袋の中を探ってみると……あった。

 はああ(嘆息)。

 そんなこんなで全てメモに纏めて病院へ持って行き、問診票に書き込んだ。


 …………で終われば良かったんだけどねえ(嘆息)。

 いや、オチがついたことの方を良かったと言うべきなんだろうけどねえ。

 まあ、お約束? 必要なくなってから出て来た。手帳。

 何処に移動させたのかを思い出したのだ、病院の待合で呼ばれるのを待っている間に。

 そんなもんだよねえ(長嘆)。







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