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吐出口  作者: 鈴木
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黒蟻2 【虫】

 ああ、とうとう恐れていた事態になってしまった。――――黒蟻だ。

 今年もまた、黒蟻が湧いて出た。二階の私の部屋にだけ。

 大袈裟? 去年の阿鼻叫喚を思えば大袈裟ではない。

 部屋で寝ようものなら、起きてびっくり、体中を黒蟻にたかられている、などという事態になり得るのだ。

 今はまだ、二匹だけ、だが、ゴキブリとは別の意味で一匹いたら後は大挙して(列をなして)来るだろう、蟻は。

 一体何処から侵入してくるのか。

 結局、去年は特定出来ないまま、秋になって寒くなったからか、ベランダに掛かる庭木の枝を切ったからか、いつの間にか現れなくなって、侵入口を放置することになってしまったのがやはり良くなかったようだ。

 とはいえ、今年もまた、入り込んでくる場所が分からない。

 早急に出来ることは庭で目につく範囲だけでも蟻の巣を潰すことと、今年もベランダに伸びている庭木の枝を切ることくらいか。

 それで解決するとも思えず(何しろ今年の夏はまだ来ていない)、これから毎日蟻にたかられるかもしれないと怯えながら眠ることになる。憂鬱だ。

 他に寝る場所? ……キッチンの椅子にでも座ったまま眠るか。






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