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吐出口  作者: 鈴木
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不思議な感覚

 右下を抜いた時もそうだったが、親知らずを抜く前、前回は注射、今回は点滴を打ち始めてから、いつ意識が落ちたのかがまるで分からない。

 全身麻酔ではなくてリラックスさせる何か、らしいが。とにかく漫然と考えことをしていて、そのまま考え続けて、まるで意識は起きているままのような感覚で、ふと、終わりました、の声が聞こえ、目を開く(いつ目を閉じたのかさえ覚えがない)。

 眠りから意識が覚醒したという感覚じゃない。

 ずっと口を閉じたままのつもりで、終わりました、と聞いて、ふと左頬が腫れぼったいと自覚する。

 とにかく眠気がさして意識を失う時のような明確な境目がないから不思議でしょうがない。

 あれはどういう仕組み?作用?なんだろうねえ。

 まあ、意識して口を開け続けなければならない(おまけに鼻呼吸が出来ない)苦行を思えば、あの処置は実に有り難かったが。

 一番厄介な生え方をしていた、最後まで後回しにした親知らずもこれでなくなり、もうこの処置を経験することもないだろう。…………他の歯は抜くことになってもこの処置はして貰えないだろうしなあ。





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