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吐出口  作者: 鈴木
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モルゴースは安定の別名扱い 【本】

 久しぶりにアーサー王関連の記述を思いがけず見付けた。

 それと期待して図書館で借りたわけではなかったのが、見付けてから「魔術師」がタイトルに入っているんだから言及があっても不思議じゃなかったなあ、と納得。

 まあ、そんなわけで?内容はマーリン周りを少しだけ。

 少しだけなんだが、初見のカタカナ表記があった(苦笑)。

 いや~最初は誤植かと思ったわ。

 ネニヴ、とあったから。

 ニネヴなら既にあるし、「ニ」で始まるならおや?とも思わなかった。

 要はニムエのことなんだが(本文にもそう書かれている。「ニミュエ」で)、ニムエの表記ゆれって一貫して「ニ」で始まるものばかりだったのだ。な行は(な行以外は表記ゆれじゃなくて別名だわな。ヴィヴィアン系)。

 でも、最初から最後まで「ネニヴ」だから、この作者の認識がこれなんだろうなあ。

 しかし、原典は何だったんだろう。

 この本自体翻訳本だから、作者が「ネニヴ」としか読めないスペルを書いているのか、それとも訳者が「ニネヴ」かよくある「ニムエ」のスペルを「ネニヴ」で訳したのか―――原書を見ないことには分からんか。

 そして原書なんて買う以外読みようがない。

 流石にそこまでして、だよなあ。






 …………と思ったんだが。

 最後の参考文献をよくよく見たら「Thomas Malory, Le Morte Darthur: The Winchester Manuscript, ed.(Oxford:Oxford University Press, 1998)」とあった。

 これってマロリー……。

 で。

 そういや唯一、これの英語の本を持ってたなあ(てもペーパーバックでスペルが現代仕様に変えられている気がしないでもないが)。

 更に、カタカナ表記関連のフォルダを漁っていたら何ともピンポイントなファイルを発見。

 ↑のペーパーバックの登場人物のスペルだけを書き出したものがあった。

 参考として『完訳アーサー王物語』でのカタカナ表記付きで。

 それによるとニムエは…………「Nenyve」と「Nynyve」。

 …………「Nenyve」は「ネニヴ」と読めないこともないなあ…………。

 でも『完訳アーサー王物語』は「ニニーヴ」なんだよなあ。

 それに他の(日本語の)本では「Nenyve」の記録がない。「Nynyve」かどちらでもない「Nyneue」。

 だからか「ニニュー」とか「ニネヴェ」とか「ニイニーヴ」とかなんだよねえ(スペルなしカタカナ表記だけならまだまだある。グウィネヴィアほどじゃないが)。








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