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吐出口  作者: 鈴木
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胃カメラ

 父が腹痛が酷いというので病院へ送っていった。

 私は用があって一旦病院を離れたが、診察が終わったから迎えに来てコールで再度病院へ行ってみると、(私にとって)困った状況になっていることを父より知らされた。

 胃カメラ検査の予約をしたというのだ。

 これの何が困るって、家族から父に胃カメラを飲ませてはいけない、もし、やろうとしたら止めるように、と厳命されているからだ。

 本人は苦しくない、何度もやっているから(といってももっと若い頃)平気だと言うが、家族としては体に負担の掛かる行為だから、父の年齢を考慮しても、やらせてはいけない、ということらしい。

 そう言われたのは結構前で、考えが変わっているかもしれないと一応相談してみたが、やはりやらない方がいい、だった。

 医師が許可したのだから、というのも何処まで安心出来るものなのか。

 どうしてもしなければならないのでもない限り、止めよう、と。


 父もそこまで検査に執着はないようで、あっさり了承してくれた。

 腹痛の方は迎えに行った時には既にもう痛くないとケロっとしていて、その後も特に問題ないらしい。






 父は何かというと直ぐに胃カメラを飲みたがる。

 その度に私はげっそりとなる。

 私自身は二度と胃カメラなど飲みたくない。

 一回だけやった時、父から苦しくないと言われ、安心して臨んでみれば滅茶苦茶苦しかった。

 私の場合、元々喉に問題があったのもよくなかったのだろう(薬の影響がなくなった今でも、クセになってしまったのか時々似たような症状が出る)。とにかく、カメラを通している間、息が苦しくて苦しくて仕方がなかった。

 二度と御免だ。









 ところで、内視鏡を胃カメラと言ったり飲むと表現するのはおかしい、らしいが、知っていてそう書いているのはわざとだ。日常の遣り取りをそのまま書いているのであって、一々 "正しい言い方" とやらに直す気にもならない。





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