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吐出口  作者: 鈴木
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存在無視

 今日は持病抑制の為の薬を注射して貰いに大学病院へ行った(雨は降っていたが小雨で良かった。酷いようなら、駐車場から病院までの間だけでも防水じゃない靴に厚手のビニール袋を被せて行くつもりだった)。

 血液検査がないので、ある日より四十五分遅く出発。

 病院の玄関までは何事もなく順調だったが、入口の非接触検温器で不幸にも引っ掛かった。

 不幸? いや、不運?

 これまでは問題なく通過出来ていたのに、今日は何故だか検温器に存在を認識して貰えなかったのだ(嘆息)。

 そばにいた職員さんに何度も、ちょっと前に出て、後ろに下がって、などと指示され、ついには次の人を先に通すからひとまず脇に避けてと言われる始末。

 その人の後にもう一度、前、後ろ、と微調整されて、漸く検温(職員さん「あ、出た」)。

 …………なんでだ(嘆息)。


 診察は予約時間が遅めの割に九時半には呼ばれたことで、それから注射を打つまでにいつも以上の時間が掛かっても(いつもは五分も待たないところを二十分待ち。珍しく?私より前に私と同じ病気かは分からないが注射っぽい人が二人もいた)、最終的にはとんとんだった。


 科の受付を終えて入口の会計へ行くと既に支払いが出来る状態で、精算機には使用中の人以外誰もおらず、ラッキー、と待ちスペースの先頭に立った。

 それから一分? 数十秒後?

 何となく真正面に目を向けてあれ?となった。

 立った直後は精算機の使い方のレクチャーでもモニターに流しているのかと勝手に判断してスルーしたんだが、よくよく見ると何やら覚えのある形をしている――――もしかして、これも精算機?

 …………一台増えていたのだ。

 三週間弱前にはなかった為、二台だけだと思い込んで無駄に時間を浪費してしまった。微々たる時間ではあるが、後ろに人が来ていたから、きっと空いている精算機があるのに動かない私を、何やってんだこいつ、とでも思っていただろう(嘆息)。


 精算の後は隣で薬の受け取り。

 今日は24番待ちで、さほど多くないと数字を見た時は楽観したが、意外と時間が掛かって三十分を要した。

 出掛ける前はこの薬待ちの間に口腔外科でハブラシを購入するつもりでいたんだが、冒頭で書いた通り、入口でトラブったので止めた。

 口腔外科へは一旦外へ出なければならず、薬を受け取りに戻って来た際にまた検温器に無視されてぐだぐだすることにでもなったらと思うと面倒だったのだ。

 ハブラシは次に来た時に購入しよう。……その日は晴れてくれるといいな……(小雨でも長く降り続ければ相応に水溜りが出来る。防水じゃない靴には大敵)。








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