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吐出口  作者: 鈴木
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カボチャ

 冷凍カット野菜のカボチャは当たり外れが激しい(冷凍に限らないのかもしれないが)。


 濃い橙や黄茶色で身の詰まったものは、電子レンジで加熱してもほくほくとして甘く美味しいのだが、これがうっすい山吹色で如何にも水っぽいものになると、同じように加熱してもしゃびっしゃびのすかっすかでカボチャの味がしない。ふにゃふにゃの不味い冬瓜のよう(冬瓜が不味いのではなく、美味しい中に紛れている不味い冬瓜。冬瓜自体はきんきんに冷やして食べる汁物が好きだ――いや、好きだった。今は冷たいものはそのままでは食べられない)。

 いつも食べているメーカーの冷凍のカボチャには、一袋に必ず両方が入っている。それは残念ではあっても仕方がないと思うのだが、今日食べた袋にはこの外れが四分の三も入っていて、しかも身が殆どついていなかった。

 ぺらっぺらだったのだ。

 ほぼ皮?

 いつもの四分の一くらいしかない。皮と身の厚みがほぼ同じ。

 まさか身だけ削ぎ落として冷凍加工する筈もないだろうから、全体的にカボチャの出来が良くなかったのだろうか。それともたまたま買った袋に外れが集中していた?

 ……自分の嫌な運を考えると、後者(そっち)がありえそうだ。






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