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吐出口  作者: 鈴木
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鬼子

 私はつくづく鬼子だと思う。

 人間関係を上手く構築出来ない、社交性がない、協調性がない、会話のキャッチボールを上手く出来ない。挙げれば切りがない駄目人間だが、家族は至ってまともだ(何をもってまともとするかはこの際置いておく)。

 両親は二人とも上記をクリアしており、何故この両親から自分は生まれたのだろうと不思議で仕方がない。隔世だろうと言われればそれまでだが。

 なかでも結婚観は隔絶する。私は小学生の頃にはもう自分は結婚しない、出来ないだろうなと開き直っていた。してくれる人間がいない、してもらえる人間性じゃないのは自分が一番良く分かっている。それは結婚適齢期になっても変わらず、結婚相手を探そうなどとはついぞ思った例がない。

 そんな私の両親は二人とも再婚だ。

 父親の初婚は一回り年下の相手だったそうで、結局性格が合わず、離婚したらしい。

 母親の初婚は死別。それも結婚前からそうなることは分かっていたらしい(と父が言っていただけで本当かどうかは分からない)。

 そして二人が再婚して私ときょうだいが生まれた。

 何が言いたいのかというと、二人は積極的にであれ消極的にであれ再婚相手を探したそうで、そうした価値観を持っていた二人からよくも私が生まれたよなあ、ということだ。そこまでして結婚したいものか?としか私には思えない。

 つくづく私は鬼子である。





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