鬼などについてのメモ
情報回です。
――鬼などについて アンリミテッドノートブックスの記述――
鬼族は大まかに5つの主要種族に分けられる。夜叉。鬼。吸血鬼。屍食鬼。小鬼。
夜叉と吸血鬼はそれぞれ鬼、屍食鬼の上位種族にあたる。何かしらの外的要因でなる者もいれば、集団の統制を続けてなる者もいる。
一番古く、そしてスタンダードな種族は鬼だ。鬼の集落で飢餓期が続くと、仲間の死体を食べる鬼が一定数出てくる。この現象はどこの集落にも共通して現れる現象らしい。そして、そのような潜在的に屍食鬼になる可能性を秘めた鬼の子供が稀に屍食鬼として生まれてくるらしい。鬼と屍食鬼は対立していない。
鬼も屍食鬼も普通の食事で腹を満たす。ただ、屍食鬼は定期的に死体を摂取しなければいけないだけだ。屍食鬼は理性を持っているし、飢餓の周期も比較的安定して訪れる。だから屍食鬼はあらかじめ死体を保存しておいて、それを食べることで飢餓衝動を抑えることができる。屍食鬼は飢餓感を感じる時以外は基本的に鬼の身体的特徴が現れない。
それによって人間の国に溶け込んで生活する屍食鬼もいる。彼らは人間を襲わないように、常に死体を常備し、理性的な生活を送っているという。
鬼と飢餓時の屍食鬼の身体的な違いは様々あるが、一番大きなところは角だろう。鬼の角はとがって長いのに対して、屍食鬼の角は丸くて短い。
鬼よりも屍食鬼のほうが歯は鋭利で頑丈だ。
小鬼。これは紛れもなくゴブリンのことだが、鬼はゴブリンを鬼族だと認めたがらない。先述した通り、屍食鬼の中には人間と暮らすものもいる。更には人間と結婚するものもいる。
屍食鬼と人間の子供は角を持った鬼か屍食鬼として生まれる。しかし、中には人間として生まれる子供もいる。その子供は飢餓感を感じることは無い。普通の人間として生きることができるのだ。しかし、屍食鬼と人間のハーフであり、男として生まれた子供が成人する前に何かしらの理由で人間の血を口に入れてしまったとき、その子は既に人間ではなくなる。
人間の味を知った子は山にこもるようになり、理性を無くし、言葉を忘れていく。そしてゴブリンへとなってしまう。
ゴブリンにメスはいない。ゴブリンは人間や亜人と交配し、子孫を増やす。
ゴブリンの繁殖力や成長力は鬼や屍食鬼の比ではない。ゴブリンには人間の言葉は通じず、彼らは倫理観も持たない。
それらの理由で鬼や屍食鬼はゴブリンを自分たちとは同じ鬼だとは認めない。
夜叉。鬼の上位種族。会議にいた5人の鬼、鬼童丸、金剛丸、加賀丸、赤城丸、信濃丸は全員夜叉だ。普通の鬼よりも優れた身体能力を誇る。
どうすれば夜叉になるのかという条件は正確にわかっていない。共通していることは夜叉はスキル欄を3つ持っているということ、信頼の厚いものがなるということ。
鬼から夜叉になるものの中にはギフトが変わったものもいるという。夜時間の夜叉は爆発的な身体能力を発揮するという。
吸血鬼。屍食鬼の上位種族。屍食鬼を含む他の鬼とは全く違った特徴を持ち始めるという。
まず、吸血鬼になったものは屍食鬼の飢餓感はなくなり、代わりに吸血衝動が起きるようになる。
日差しの下での行動は基本的にしない。
夜の吸血鬼は強い。どの種族が一番優れているかという疑問は西大陸でも東大陸でもよく話題になる議論で、どの種族も自分の種族の優位を信じているが、夜の吸血鬼だけはどのような種族にも一目置かれている。吸血鬼は吸血鬼同士でしか子供をつくれない。ずっと昔に吸血鬼になったものは、吸血鬼の中でも別の種族として生まれているらしい。真祖、吸血鬼姫などがそれに当たる。
その詳細は鬼の集落では知ることができない。
吸血鬼が血を吸った人間が死んだとき、極稀に屍食鬼として生き返ることがあるらしい。肥前丸は俺と文香がそれなのかもしれないと思っていた。
鬼のギフトについて。
鬼、屍食鬼、夜叉は共通したギフトを持っている。
【疾風怒濤】。身体能力を一時的に超向上させ、物理限界を超える。
デメリットももちろん存在し、鬼の場合能力解除後は24時間行動ができなくなる。夜叉は能力解除後も動き続けることができるらしい。
『屍食鬼写本』について
肥前丸や鬼童丸に聞いてみたが何も情報を得られなかった。
これを読むと屍食鬼になると言っても、おそらくあなた達は吸血鬼に襲われたんだろうといって取り合ってもらえなかった。
ブクマ、評価、感想などいただけると励みになります!




