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始まりの朝 魔法についての確認

最終説明補足回です。明日からはボス戦です。

 文香に優しく起こされて、俺は目覚める。

 そして目の前のスキル欄をセットする。


『The Gre(グレート)at Gatsby(ギャッツビー)


A Study(シャーロック) in() Scarlet(ホームズ)


檸檬れもん


『菊と刀』


『サイレントマジック:Lv5』


 上4つのアクティブスキルに加え、気休め程度のサイレントマジック入れてをおく。

 はなから遠距離で戦うつもりはない。相手は魔法使いだ。文香には『菊と刀』の代わりに『魔法強化:Lv5』を入れた構成をしてもらっている。

 これらの構成は暫定的なもので、死に戻ったときに調整する可能性がある。

 朝ごはんは楓さん達が作ってくれていた。文香は料理の仕込みを昨晩行ったが朝ごはんの支度には参加しなかった。それは俺と文香が同時刻に起きることで、スキル調整が可能になるからだ。

 俺か文香の先に目覚めた方が相手を起こすことにしている。朝ごはんは5皿作ってあるが、俺はその中で好きなもの一つを選んで食べる。

 5品も好物が作られているのは、死に戻りした際に、何度も同じ朝ごはんを食べるのは精神的につらいだろうという文香の配慮による。


 そして朝食を食べてからは今日行われる戦闘について話合いをする。2回目以降は俺が戦って得られた情報を共有し、二人で対策を立てるつもりだ。

 最初の一回目である今日は、今得られている十六夜天狐の情報を整理した。


 俺たちが今持っている有力な情報は2つ。


 一つ目、十六夜天狐のジョブスキルが無唱詠唱と高速詠唱を足したものであるということ。

 この情報は楓さんが、天狐であった母親から直接聞いたものであるから間違いない。


 二つ目、十六夜天狐は妖狐特有のギフト、【拍手喝采】と【Plausi(まこと)ble Story(しやかな嘘)】の両方を使えるらしいということ。

 これがなぜかということはわからない。


 これらと、他の多くの条件を考慮した結果、文香にはサポートに回ってもらい、隙をみて俺が近接戦闘を担当することにした。

 俺の死に戻りのギフトを疑似未来視として運用できるのは実際に戦闘を経験できる俺だけであるからだ。


「文香、念のためにこの世界の魔法について基本的事項の確認をしたい。相手は世界最強のキャスターだ。魔法に関して、俺たちの知らない、もしくは俺たちが誤認している重要な事実を知っているかもしれない。だから今一度確認をしておきたいんだ。アンリミテッドノートブックスに俺がこの世界の魔法について書き溜めたものがある、読んでみてもし俺たちの間で認識の違いがあれば教えてほしい。それと、文香の記憶力、そしてこの世界の三元論についても確認してくれ」


 そういって文香にアンリミテッドノートブックスを渡す。




 文香は読み終えると、俺の記述と文香の認識は同じだと断言してくれた。


「よし、あとはスキルとギフトに関しての話も確認しておきたい」

 魔法についての記述はスキルについての記述との混同を防ぐために別のところに書いてある。

 今回したいのは魔法の強化に関するスキルの確認なのでこれは口頭で行うことにする。


「俺たちは朱莉さんたちの協力を得て、データをとった。それについての確認だ。『魔法強化:Lv1』を1とした時、『魔法強化:Lv5』は2、オーバーマジックは3、【Plausi(まこと)ble Story(しやかな嘘)】は4段階、魔法の威力をあげることができる。

 しかし、魔力消費量はオーバーマジックも【Plausi(まこと)ble Story(しやかな嘘)】も同じ量になっている。この差は精神による魔法と魂によるギフトの違いによる。

 具体的な消費量について言うと、『魔法強化:Lv5』をセットしている者は通常より魔力を2倍消費し、オーバーマジックと【Plausi(まこと)ble Story(しやかな嘘)】は通常の10倍の魔力を消費してしまう」


 これは人間の数倍の魔力量を誇る妖狐にとっても大きなコストであり、俺達にとっても無視ができないほどのコストではある。


「威力は加算的に増える。乗算的ではない。つまり、オーバーマジックと【Plausi(まこと)ble Story(しやかな嘘)】を併用しても7段階までの威力がでるだけだ。

 しかし、魔力消費は乗算的に計算される。つまりオーバーマジックと【Plausi(まこと)ble Story(しやかな嘘)】を併用した場合、通常の100倍の消費がおこる。さすがの十六夜もこれを連発するのは不可能だろう」


 文香は頷いている。


「そして最後に、大事な確認。〈天狐〉という職業のジョブスキルは俺たちの『魔法強化:Lv5』と同じ能力であるが、そこに魔力消費が含まれない。

 だから、魔法の打ち合いをするとこちらが圧倒的に不利になる」


「そうね。あなたの話に間違いは見当たらないわ。何かあったらまたいつでも相談してね。この時間は話合うためにあるのだから」


「あぁ。一人で抱えこまないようにする」



 時間になった。俺たちは楓さんたちの入手してくれた情報を元に、天狐が出現する場所に行く。

 オークの国と嘘松王国の間にある広い平野。ここで俺たちは一人目の転生者を殺す。

明日から数日間はボス戦になります。

ボス戦後、伏線を回収し2章をしめます。

3章からは話が一気に進みます。


毎日続々とブクマとアクセス数が増えてきて大変励みになっています。読者の皆様には感謝しています。


もしよければブクマ、評価、感想など頂けると嬉しいです!

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