魔眼が発動しました
まだまだレイト視点です
あ、戻ってきた。
「体が光った?……とりあえずシスターのところへ行きましょう。」
ガチャ
「あ、シスター、体が光ったらいいんですか?」
「ギフトのことですか?」
「あ、そうです。」
「貰えていると思いますよ。それでは調べてみましょうか。」
「お願いします。」
「この水晶を持ってください。いきますよ。《示せ》」
「わっ……【強化】?」
「そうですね。この光の色はSランクですね。」
「ランクがあるんですか?」
「そうですよ。F〜SSSまでありますが、SSSは1度だけですね。SSは稀にあります。」
「ありがとうございます。お父様とお母様に報告したいのですが……」
「はい、こちらへどうぞ。」
「レイト、どうだった?」
「Sランクの【強化】でした。」
「そう!よかったね!」
「はい!」
「シスターこれを。それでは失礼する。」
「ありがとうございます。お気をつけて。」
「シスターありがとうございました。」
「いえ、レイト様もお気をつけて。」
魔眼のこと誰も気づかなかったなぁ……魔王やってた時のように普段は見えないのか?
ん?これは先見を使った時の………白猫と黒猫?何を見て……っ!馬車が危ない!…この家紋……俺が今乗ってる馬車だ。
どうゆう事だ!?勝手に見えるのか!?今までそんなことは1度も……「レイト」
「へ?」
「それは魔眼か?」
「さっきまではなかったよね?」
「鏡を貸していただけますか?」
お母様に鏡を借りて見てみる。もう魔眼は見えない。魔王の時も見えるのは使っている時だけだった。神様がくれた時は光らせてくれてたからよくわかったけど、今はわからない。
元々オッドアイで青色の右目と違って左目は赤かくて「魔王の時と同じ目の色だ」と思っていたが、魔眼を渡すためだったのか?
「お父様とお母様のことは疑いません。僕は魔眼を持っているんですよね?」
「あぁ。」
さて、さっきのことを伝えないと。
「お父様、さっき、変なものを見ました。」
「変なもの?」
「この馬車の車輪が外れて馬が暴れていました。」
「なにっ!?馬車を止めろ!」
止まった。よかった。
「確認してくる。2人はここに……いや、一緒に降りよう。」
「車輪どうなってますか?」
「……この車輪はいつ交換した?」
「昨日にございます。」
「そうだよな。……誰の…いや、違うな。レイト!よくやった!俺たちを危険から守ってくれてありがとう。この事は俺がなんとかする。大丈夫だ。これでもお父さんは偉いからな。さて、馬車に乗るのも怖いし転移を使おうか。あまり良しとはされてないけど、こうゆう時は許されるからな。」
「レイト、お母さんのところへ。」
「馬の準備も整いました。」
「それでは行くぞ《転移》」
なかなか進みませんね……。
1章は半分まで来たとゆう感じでしょうか……。