死んだと思ったら人族になってた
初めまして、かなと申します。
更新遅くなりますが、よろしくお願い致します。
分かりにくいところなどがあれば修正していきます。
頭を空っぽにして楽しんでいただければ幸いです。
どうしてこうなった……!
俺は先程勇者とやらに刺されて死んだのではなかったのか?
どうして、どうして、人族の姿なんだ!?
とりあえずは落ち着こう。
まずはこの体のことについて把握しないとな。
名前はレイトアーク・カミーノ・メッセンジャー……は?
レイトはいいとして、アークは悪魔、魔王であったことを指してるとしよう。これもまだいい。
カミーノはそのまま神の、メッセンジャーは使い。
神の使い……は?
元魔王に神の使いだと!?一体何を考えてるんだ!!
深呼吸、スー、ハー、スー、ハー……ふぅ。
とりあえず年齢だな。記憶が正しければ今日で2歳か。
この国では5歳になったら神殿に行くんだったか?
ん?今何時だ?……1時?夜の?……寝よう。寝て忘れよう。
魔王が神の使いだなんでありえないな!
チュンチュン
いい朝だな。おはよう。昨日は変な夢を見たんだ。
……夢じゃなかった。もうやだ。
「レイト様、おはようございます。そして、お誕生日おめでとうございます。今日は忙しくなりますわ!さ、これにお着替えください。」
この人は確かリーチェさんだっけ?
「おはようございます、リーチェさん。お祝いの言葉ありがとうございます。今日は…」
「今日の予定は10時から神殿へギフトを頂きに行きます。それが終われば魔力測定になります。お昼よりお誕生日パーティがございますので、すぐ準備に取り掛かっていだだかないといけません。」
「とりあえずは朝ごはんだね。ありがとうリーチェさん。」
それにしてもこの家広いな。だいぶ歩かないとリビングにつかない。魔王城よりは狭いだろうけど……歩幅か?
あ、着いた。リーチェさんがドアを開けてくれた。
「おはようございます、お父様、お母様。」
「おはよう。誕生日おめでとう、レイト。」
「ありがとうございます!」
「レイトおはよう。お誕生日おめでとう!」
「ありがとうございます!」
「教会、お母さんもついて行ける事になったからね!」
「本当ですか?…うれしいです!」
きっと忙しいだろうに、いい親だな。
「さて、揃ったから食べよう。いただきます。」
「「いただきます。」」
雑談をしながら食べる。
2人は俺のギフトがなにか話し合ってるみたいだ。
「ごちそうさまでした。」
2人も食べ終わったみたいだし、
口をゆすいだら身だしなみをもう一度整えて玄関に行こう。
「お待たせしてしまいました。」
「いや、大丈夫だ。さぁ、いこうか。」
父さんは、そう言って馬車に乗った。続いて母さんと俺が乗る。
いよいよか……少し緊張するな。魔王の時はギフトとかなかったし。
あ、能力じゃなかっただけでギフトは貰ったな。
確か【神の書】だっけ?調べたいことが載ってる本に変化するやつ。勝手にページを開いてくれるのはありがたかったな。
それでなんでも調べられたから、そこらの大人より賢かったし
神の書のおかげで魔王になれたってことだよな。
周りの奴らが剣とか杖とか貰ってるのに対して、俺は本か…って思ったけど。剣欲しかったなぁ……。
まぁ、前世の俺は魔法や剣は全然ダメで、魔王なのに弱かった。
国を発展させられる人物がいいってことだったから、俺が重鎮になるのは確定かもだけどな。
いつも持ち歩いてたし、時間があったらずっと見てたからなぁ。
魔王になってからも暇があれば読んでたしなぁ。
ほかの世界のものも見れるって気づいた時は驚いたなぁ。
確か魔法のない世界とかあったな。一度行ってみたいな。
ん?そろそろ着くのか。神様に会うことになるのかなぁ。
初めて書きましたがどうでしょうか……?
カッコの前に名前を入れるかについては悩んでいます。