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第一話

          第一話

         新たな世界



 「やばい、電車に乗り遅れる!!」


そう言いながら朝から学校へ行くために最寄りの駅

まで全力で走る俺、空野アルフはごく普通の高校生

だ。


 一応言っておくが俺はアルフという名前ではある

がハーフではない、親の趣味でこうなった。


まぁ親といっても今の親は育ての親で俺は赤ん坊の

時に拾われたらしい…とかのんきに説明してる場合

じゃねぇ!


あと二分で電車が出てしまう!


「どぉりゃぁぁあ!」


人間やればできるもので死に物狂いで駅まで走ったらどうにか間に合った、途中で凄い勢いでこけたことは秘密にしておこう。


 「お前はいつもギリギリだなー、もっと早く起きればいいのに」


うるさい、余計なお世話だ、俺は朝が苦手なんだよ


朝からうるさいこいつは神原虎太郎、俺の昔からの幼なじみだ。



「ところでアルフ、この間のテストの点数どうだった?」


「普通くらいじゃないのか?」


俺の言う普通は結構低めである。


「それより虎太郎、いきなり空から女の子でも降ってこないかな?」


「バカだろ、お前」


「だよなー!」


「「ダァーハッハッ!」」


朝からバカな会話をしながら学校に向かうとまだ人があまりいなかった。


 クラスの席に着くとイヤホンで音楽を聴きながらその日の時間割を確認するのが俺の日課だ。


「今日の授業もダルいのばっかりだなー」


独り言を言いながらその日一日を寝て過ごすと決心した俺は机に伏せた。


目が覚めたら三時間目の授業が終わっていた。


「腹へったー」


朝から何も食べていなかった俺はとりあえず非常食のアメ玉を口にしながら四時間目の授業を受けた。


だかしかし、アメ玉などで空腹感が満たされるはずもなく四時間目の授業が終わる頃には空腹がピークになっていた。


四時間目が終わると速攻で学食に行きカツ丼をほおばった。


「うめぇー!」


空腹は最高のスパイスと言うがこの時俺は初めてそれが本当であると実感した。


「燃料補給完了、午後からはまともに授業を受けるぞ!」


そう言いながら学食をあとにした俺は女子のパンチラを待ちかまえている男子たちを横目に、一人屋上に向かった。


 屋上に着くと誰もいない、今日はラッキーだ。


「よし、お昼寝タイムだ!」


とりあえず午後の授業に備えて寝ることにした。


「タイマーセット完了!」


「おやすみ!」


その言葉を最後に記憶が途絶えた。







 何時間たったんだろうか…凄く眠っていたような気がする、口元をさわるとよだれがべっちゃりついていた。


「今、何時だ…?」


太陽がまだ頭上にある。


「良かった、寝過ごしてはいないみたいだ」


俺は太陽の光、吹き抜けていく風、大地に広がる草の感触を感じ……


おかしい、俺の寝ていた屋上は一面コンクリートだったはず…


寝ぼけながらおそるおそる立ち上がると…


「なんじゃこりゃぁぁあ!!」


そこには雄大な大地が広がっていた。


絶対に見たことのないはずの景色なのに、なぜかとても懐かしく感じた。




こんにちは! こんばんは!

Ryu坊です!

今回が初投稿なのでまだまだ分からない事も多いですが精一杯頑張ります!

今回は時間の関係で文字数が少なかったですが次回からどんどん文字数を増やしていくので期待していてください!!

まだまだ新米ですが温かい目でみていてください!

これから皆様よろしくお願いします!!

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