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恋人ができました。
2015.2.16 改稿しました。
ラギの望みを聞いてから、私はラギを意識し始めた。
(ラギはまだ子供だと思っていたけど……ドラゴンは人間よりもずっと早く大人になるのかもしれない)
ドラゴンの姿も私と変わらない大きさだったし……と思って、私はラギに訊いてみた。
「ラギはもう大人なの?」
するとラギはうなずいた。
私はやっぱりと思いながら、ラギに再び質問した。
「ラギは私と今みたいに一緒にいるだけじゃ嫌なの?」
私の質問にラギはうなずく。
「じゃあ、……キスとかしたいの?」
そう訊くと、ラギは首を傾げた。
キスという言葉は分からないらしい。
「こういうやつだよ」
そう言って、私はそっとラギの唇に口付けた。
正直、キスの経験は前世でもなかったのだが、ラギが相手ならいいと思ったのだ。
(これが私のファーストキスかあ……)
私が感慨にふけっていると、ラギが私をギュッと抱き締めた。
そして私の唇に、私がしたのと同じように口付けた。
こうして私たちは、この日を境に恋人同士になったのだった。




