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新政府軍 その5

臨の白虎。かつて日本を救ったヤマトタケルの守護神の一人。彼は隼人に共鳴して現れた。




「隼人、美香、エアーライド。出ます」「ナビィー。護衛艦、ハードポインター出ます」




「パトリック。君は第2陣として待機してくれ」「わかりました。格納庫でスタンバイします」「アノ〜…………俺達も…………」「当たり前だ!捕虜だろうがタダ飯は食わせない。君らも待機だ。人員が足りないんだ。わかるね」「ヨウ!お前ら。逃げ出すなよ!」「当たり前ですよ。パトリック先輩。任せといて下さい」「敵前逃亡しようとしたアマちゃんが …………一体、何処からそんな自信が出てくるんだ?」「何か言いましたか?先輩!何か作戦ですか?」「イヤ。何でもない。モニターから目を離すな。以上だ」






「ナビィーさん。発生ポイントはまだですか?」「エエ。彼は探っている。我々を。本当にヤマトタケルの子孫なのか。彼もまたアンデットには見つかりたく無い。できれば合流まで避けたい。そう考えているみたいだわ」「前方に生体反応がありますよ。モニターに出てます」「あれは…………アンデットの小隊。異変に気づかれた。私の下に衝いて!少しは隠れるわ。護衛艦のスピードに合わせて!」「わかりました」二機は重なるように縦に陣形を構えた。





「艦長!第2陣の出撃命令を!」「あれは…………タナトス部隊!あのカラーリング。白いコブラのエンブレム。そうだよな?ザベル」「間違いない。アンデットのタナトス。連中も異変に察知したか。一戦交えそうだな。アキト」「お前たちのいた部隊か?マズイな」パトリックは顎に手を当てた。





「緊急発進!アベンジャー及び攻撃艦!出撃せよ!目標は二機の援護!」「ラジャー!パトリック、アベンジャー!出ます!」「ザベル!アキト!攻撃艦 ナイトポインター!出ます!」





「大和!出撃!奴等を引き付けろ!少しでも時間を稼げ!隼人達から注意をそらせ!リスクを少なくするんだ」





海底基地から大和が出港する。アンカーが上がり、注水が終わりギャラクシー粒子のエンジンが起動する。




「何だ?あのバカでかい空母!あれは何だ?」ヒビキが海底から見上げる。「体長!大和です!出港しました!」「現れおったか?沈没船!ウテーイ!落とせーイ!大和を亡き物にするのだ!」無線から攻撃命令が下った。「ヨシ!ヒビキさん!」「わかってらぁ!星崎!一丁、噛ましたろーぜ」





「来たぞ!砲撃隊!三連砲だ!迎え撃て!」




深海3万メートルで海戦が始まった。




圧倒的な火力に崩れ墜ちるアンデット。「援軍!まだか!」「ヨウ。タナトス部隊の方々。ご苦労なこったなあ。来ねーぞ!援軍なんて。俺が爆破しておいた。今頃は火の欠片も残っちゃいねーぜ」「何だ?貴様は!」「オット失礼。挨拶がまだだったな。俺は政府軍特別刑事部。略して特刑のヒビキ。ヒビキ・京四郎だ!」「特刑補佐!星崎。星崎・イッキ。大和クルーに告ぐ!コレよりこの機体は貴艦を援護する!共にやろうではないか!許可を!」「ありがたい。日本政府軍。援軍に感謝する。私は大和の艦長、有賀幸作。以後、お見知り受けを。アンデット!冥土の土産に教えてやろう。貴様らに戻る場所は無い!ココで果てろ!」「クッ…………ヒケー!退くのだ!全軍後退!照準を隼人に合わせろ!ヤマトタケルを亡き者とするのだ!守護神との合流を許すな!」






「有賀艦長。話しは後だ。我等も護衛に回る。その隼人とやらの座標を転送しろ!」「了解した。共に行こう。同志よ」






「ナビィーさん。まだか?守護神がいるポイントは。持たないぞ!このままでは」





「隼人!ココは我等に任せよ!君らは守護神を!早く合流するんだ!」「パトリック、来てくれたか?弾薬が尽きそうだ」「そうだろう。そうだろうよ。ウンウン。補給物資だ!受け取れ隼人!」「アキト君か?ありがとう」「パトリックさん。前方に出てください。僕らは後方で援護します。トライアングルフォーメーションで行きますから」「俺に命令するな!アマちゃんが!わかっとるワイ」






続く

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